忍者ブログ
マンガ家Mの日常

まだ暫くの間、こういう話題が続くのだろうか。

大坂なおみ選手が、今週始まるシンシナチ大会に先駆けて、
オンラインで記者会見を行った。
(大坂のみではなく、通常、大会前に主要な選手に対して行われる会見で、
 コロナ禍を考慮してオンラインになったのかな。)

会見後半で、地元メディアの記者が
最近の大坂のメディア対応について質問したところ、
大坂は丁寧に回答しながらも、その後泣き出して、数分間退席してしまった。

記者は大坂のマネージメントその他から批判もされたが、
当の質問等を読んだところ、そう騒ぐ程の内容でもなく、
むしろ、多くの人達が質問したかった事だったと思う。
他の記者が遠慮して訊けなかった事を、あえて質問した。

正直、仕事の現場で泣き出すとか、勘弁して欲しいと思う。
周囲も今後、大坂に対して腫れ物を触るような対応になり、
それは大坂にとっても良い事ではない。
大坂とマネージメントは、記者会見拒否の騒動について、
正式なステートメントを出す必要がある。

他の多くの事柄で注目を集めるのはOKで、何故記者会見だけがダメなのか?
敗戦直後のストレスは理解できる。
ただ、負けた時にこそ人間性が試される。
テニスの大会でも、優勝セレモニーでは、必ず先に準優勝者からの挨拶がある。
また、全仏の記者会見拒否では、大坂の真意ではないにせよ、
「お金(罰金)払えばいいんでしょ。」的なイメージが発信された。
「これくらいの罰金、痛くも痒くもないわ。」的な。


大坂や、五輪でのバイルス選手の棄権等から、
アスリートのメンタルの問題について、様々な発信を見かけるようになった。
特に、今回の五輪のインタビュースポットの形式では、
敗戦直後に複数のメディアから何度も同じ質問をされるのは苦痛だろうと。

ただ、これも、少し疑問に感じる部分がある。
五輪では、競技によっては日頃のメディア露出が少ないものもあり、
敗戦直後ではあっても、多くのインタビューを受けるのは、
その選手や競技にとって有益な場合も多いように思える。
必死の努力をしたが、勝利に手が届かなかった、実直な受け答え。
そうした選手を応援したくなるファンやスポンサーも必ずいる。

敗戦直後は落ち込んでるから、インタビューは受けたくない、
という選手の言葉が出れば、同情意見は必ず出てくるが、
インタビューを受けたい選手も少なからずいる筈。

(続く。)

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック