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マンガ家Mの日常
昨晩の全日本フィギュア女子ショート、
村上佳菜子の得点が表示された瞬間、TVの前の私だけでなく、本人も驚いていた。
ぶっちぎりとはいかなくても、十分トップに入る演技だと思っていた。

得点が大きくマイナスされたのは、2つのジャンプのアンダー・ローテーション、
回転不足によるものとの事。
今回のジャッジはそこにかなり厳しい、と、解説者も言っていた。
村上佳菜子のジャンプは滑らかで綺麗だと思ったんだけど、
着氷の時のエッジの付き方とかなんだろうか。
着氷した時にポジションが綺麗に決まってたら、成功に見えるんだけど。

国際大会でも村上佳菜子の得点がイマイチ伸び悩む時って、
回転不足が原因だったりした。
でも、そこばかりに厳し過ぎるのではなかろうか?
あくまで素人の観客としての目線なんだけど、
ジャンプで転倒するのは、演技として美しくない。
でも、転倒による減点は1点だけだから、無理しても回ったほうが良い。
確かにそうした方が、選手が高度な技に挑戦する意欲を持てるとは思う。
でも、やっぱりちょっと得点のつけ方には引っかかる。
ジャンプは数字で測れるので、減点対象にし易いってのもあるんだろうな。

オリンピック直後のシーズンで、日本は男女共有名選手が引退して、
次のオリンピックに向けて若い選手を育てる必要に迫られている。
その為、今大会は特に若手に注目が集められている。

それは良いんだけど、
その為に、注目の若手の演技に対して、やや得点が甘いような気がする。
国際大会での経験が豊富な村上佳菜子や小塚崇彦の演技に比べて、
若手選手はまだまだ表現力が乏しいし、腕の使い方がぎこちない。
特にスピンが雑。軸がズルズルずれてみっともない。
宇野昌磨にしても、膝が曲がったままで、綺麗ではない。
小塚崇彦の完璧なスピンと見比べるとよく分かる。
観客としては非常に気になるんだけど、あまり大きな減点にはならないんだね。

ショートでは規定の技術のチェックに重点が置かれるようで、
演技そのものが問われるフリーでの村上佳菜子の巻き返しに期待したい。

協会の思惑とか、色々あるとは思うけど、
どの選手に対しても公正なジャッジになるよう願う。
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