外見の整え方はどうあれ、大好きなクリスチャン・ベールの映画で、
アカデミー賞候補にも上がっていた話題作だったので楽しみに待っていた。
所謂コン・ゲームもの。
詐欺師のカップルがFBIに捕まって、協力を余儀なくされるが、
ラストでどんでん返し、と。
政治家の収賄等の巨悪を裁きたいFBI捜査官が、詐欺師を使って
わざわざ収賄事件を作り上げ、政治家を罠にかけるという本末転倒さが見どころ?
コン・ゲームものとして有名な映画には
「スティング」「テキサスの5人」等がある。
映画が作られた時代の違いもあるのだけど、
これらは一流スターが出演していて、華やかで、ラストに爽快感があった。
でも残念ながら今作は、鑑賞後すっきりした気分にはなれない。
実際にあった事件を元にした脚本なんだそうで、
だからフィクションとしての楽しさを盛り込みきれなかったのかな。
ラストの仕掛けも面白いとは思えなかった。
アカデミー賞10部門にノミネートされながら無冠に終わったのは
そういうところじゃないかな。
脚本の展開のおかげでもあるんだろうけど、
詐欺師アーヴィンの妻ロザリンは映画が進むにつれて存在感が増して、
演じたジェニファー・ローレンスが注目されたのは納得。
でも、実のところ、クリスチャン・ベールはかなり良かった。
これまではクールな容姿通りのクールガイを演じてきたけど、
今作では詐欺師ながら、どこか頼りなさと良い人感が漂う。
おそらくは髪型や体型が取り沙汰されただろうけど、
表情の良い演技をしていた。
マフィアの大物役でロバート・デ・ニーロが出演してたり、
「ボードウォーク・エンパイア」のシェー・ウィガムやジャック・ヒューストンが
ニュージャージーのギャング役そのままで出てたのは
楽屋落ち的でちょっと余計だったかな。
出演俳優は豪華で、それなりに製作費もかかってる映画なんだろうけど、
やはり鑑賞後に、高いチケット代払ってロードショーで見て、楽しめた、
という感じにはなれない。
少し前に見た「ウルフ・オブ・ウォールストリート」も同様。
エンターテインメントにもなり切らず、メッセージ性作品にもなり切らず。
ハリウッドはどうしちゃったのかな。
アカデミー賞候補にも上がっていた話題作だったので楽しみに待っていた。
所謂コン・ゲームもの。
詐欺師のカップルがFBIに捕まって、協力を余儀なくされるが、
ラストでどんでん返し、と。
政治家の収賄等の巨悪を裁きたいFBI捜査官が、詐欺師を使って
わざわざ収賄事件を作り上げ、政治家を罠にかけるという本末転倒さが見どころ?
コン・ゲームものとして有名な映画には
「スティング」「テキサスの5人」等がある。
映画が作られた時代の違いもあるのだけど、
これらは一流スターが出演していて、華やかで、ラストに爽快感があった。
でも残念ながら今作は、鑑賞後すっきりした気分にはなれない。
実際にあった事件を元にした脚本なんだそうで、
だからフィクションとしての楽しさを盛り込みきれなかったのかな。
ラストの仕掛けも面白いとは思えなかった。
アカデミー賞10部門にノミネートされながら無冠に終わったのは
そういうところじゃないかな。
脚本の展開のおかげでもあるんだろうけど、
詐欺師アーヴィンの妻ロザリンは映画が進むにつれて存在感が増して、
演じたジェニファー・ローレンスが注目されたのは納得。
でも、実のところ、クリスチャン・ベールはかなり良かった。
これまではクールな容姿通りのクールガイを演じてきたけど、
今作では詐欺師ながら、どこか頼りなさと良い人感が漂う。
おそらくは髪型や体型が取り沙汰されただろうけど、
表情の良い演技をしていた。
マフィアの大物役でロバート・デ・ニーロが出演してたり、
「ボードウォーク・エンパイア」のシェー・ウィガムやジャック・ヒューストンが
ニュージャージーのギャング役そのままで出てたのは
楽屋落ち的でちょっと余計だったかな。
出演俳優は豪華で、それなりに製作費もかかってる映画なんだろうけど、
やはり鑑賞後に、高いチケット代払ってロードショーで見て、楽しめた、
という感じにはなれない。
少し前に見た「ウルフ・オブ・ウォールストリート」も同様。
エンターテインメントにもなり切らず、メッセージ性作品にもなり切らず。
ハリウッドはどうしちゃったのかな。
PR
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック