忍者ブログ
マンガ家Mの日常
天候不順で野菜の値段も揺れ動いている。

安くなったと思ったら、また急に値上がりしたり。

キャベツも値上がり。
付け合わせに欠かせない野菜なのに。
でも、1週間後には値下がりするという情報をキャッチ。
買うのは1週間待とう。

庶民。
PR

ベネディクト・カンバーバッチ主演、実話を基にしたスパイ映画。


1960年、ソ連高官ペンコフスキーは、
フルシチョフの核配備計画に重大な懸念を抱き、
核戦争の脅威を軽減させるべく、西側と連絡を取った。
CIAはMI6と連携して、ペンコフスキーからの情報を受け取る計画を立て、
「運び屋」として、東欧に頻繁に出張するセールスマンのウィンに依頼。
しぶしぶ引き受けたウィンだったが、無事任務を成功させ、
ペンコフスキーとも次第に友情関係を築いていく。

モスクワへの出張回数が増えると、妻はウィンの浮気を疑うが、
ペンコフスキー一家を亡命させるべく、最後の任務に向かう。
しかし、情報漏洩に気づいたソ連諜報部に2人とも捉えられてしまう。

収監されたウィンは、虐待とも言える扱いを受け、疲弊していく。
半年後、ようやく妻との面会を許され、核戦争の危機が回避された事を知る。

ウィンは、自分はただの運び屋で、情報の内容は知らなかったと主張し続ける。
諜報部は動揺を誘って自白させる為に、ペンコフスキーと会わせるが、
ペンコフスキーもまた、ウィンは情報内容を知らなかったと主張する。
ウィンはペンコフスキーに核戦争危機回避の成功を告げ、2人は引き離される。

1年後、ウィンは釈放され、ロンドンに戻り、無事余生を過ごす。
ペンコフスキーは国家反逆罪で処刑される。


スパイ映画といっても、難しい情報工作ではなく、2人の友情がメイン。
地味な作品だけど、俳優としては本望だったと思える。
人気と実力を得て、ベネディクト・カンバーバッチは
多岐にわたる役柄に挑戦し続けている。

浮気の前科もある、やや軽薄なセールスマンのウィンが、
緊張感の高い任務を背負わされて、徐々に目覚め、
ソ連での過酷な収監にも耐え抜く姿は、
固い信念を持ったペンコフスキー共々、美しい。

ラストで、実際のウィンの映像が流れる。
キューバ危機が回避された背景に、全くの素人の活躍があった事に驚かされる。


本当に便利な世の中になったと実感する。 
図書館や書店に行って足を棒にして調べ回らなくても、
スマホからGoogle検索であらゆる資料が出て来る。

夕食を済ませて、お茶を淹れようとした時に、何故かふと思い出した。
「フランシーヌの場合」のフレーズ。

子供の頃に聴いた歌で、ごく一部しか知らない。
全体はどうなのか、ググってみたら…。
1969年のパリで、当時のベトナム戦争やビアフラの飢餓について訴える為に、
30歳の若さで女性が焼身自殺を遂げたという実際の事件に基づいた反戦歌だった。
フランシーヌ・ルコントというその女性は、やや精神病を患っていたらしい。
女性1人焼身自殺したところで戦争も飢餓も終わらないが、
せめてもという思いで反戦歌として作られた。

知らなかった。

「燃えた」というのは、何か恋愛的な要素かと思った。
本当に燃えたのだった。
それを知っていたら、子供の頃、怖くて口ずさめなかっただろう。

平和への道のりはまだ遠い。

ビル・マーレイ主演のコメディ映画。
少し前に録画していて、偶然最近新聞のコラムで紹介されていたので、
ふらっと観てみた。
1998年公開だから、結構古い映画なのね。
邦題が示す通り、ヒッチコックの「知りすぎていた男」のパロディ。


アイオワ州のビデオ店勤務の中年男ウォレスは、自分の誕生日を祝うべく、
ロンドンの弟ジェイムズの家を訪れる。
兄弟仲は良いが、その晩は自宅に商談相手のドイツ人達を招待しての
ホームパーティを予定していて、呑気なウォレスを追い払う事に。
TVで紹介されていた演劇体験ゲームに行かせる。

公衆電話ボックスで指示を受け取り、ゲーム開始。
ところが、ウォレスが受けた電話は、本当の要人暗殺の指示だった。
ウェレスは何も気づかないまま、ゲームだと思い込んで続行する。
指定の場所に行くと、メイドコスプレの美女ローリーがいる。
ローリーは国防大臣の情婦で、要人暗殺計画を知ってしまった為、
国防大臣が差し向けた殺し屋に命を狙われている。
ローリーはウォレスを殺し屋だと思い込むが、
暗殺計画の証拠となる手紙を武器に、一緒に大金を得るよう促す。

未だにゲームだと信じ込んでいるウォレスは、諜報機関の追手と戦いつつ、
ローリーの指示に従って、英露首脳の平和協定調印式の会場へ向かう。
一度は諜報員達に拉致されるも、まんまと逃げ果せると、
出し物の出演者として会場に入る。
そうとは知らぬまま、爆弾が仕込まれたマトリョーシカを手に入れる。
会場から逃げようとする国防大臣と諜報機関から、
秘密保持の為の大金が入ったカバンを2個渡され、
片方に記念品として持ち帰ろうとしたマトリョーシカを入れる。
騒ぎの間に、金を惜しんだ国防大臣はカバンを一つ持ち去るが、
逃亡中のヘリコプターの中で、爆弾が爆発する。

最後までゲームだと思い込んだまま要人暗殺を防いだウォレスの元に、
別の諜報機関からスパイとしてのスカウトが来るが、
映画の撮影と思い込んで、承諾する。


1998年の映画にしては、色々古い感じで、
1956年の「知りすぎていた男」を踏襲した事によるのだろう。
レトロ感と、とぼけた雰囲気で気楽に楽しめた。
お茶の間で家族一緒に観られる映画。
思えば、最近はそういう映画があまり無いね。

ビル・マーレイ、ピーター・ギャラガー、アルフレッド・モリーナ、
当然ながら、皆、若い。
ウォレスの財布を取るチンピラのちょい役でエディ・マーサンが出演していた。
今作が映画初出演なのかな。

どエライ事になって来た。

大谷翔平選手の元通訳水原氏、
先月、違法賭博の借金6億8000万円を大谷選手の口座から胴元に送金したとして、
アメリカ当局の捜査が入ったけど、
今日の発表では、現在判明している金額が24億5000万円に膨れ上がった。
賭博の負け金は62億円だそうで、もしかするとまだどこかに借金が潜んでいるかもしれない。

ギャンブル依存症で、賭博の掛け金と借金返済の為に、
数年間に渡って大谷選手の口座からお金を盗んでいた。

口座から送金されれば大谷選手が気づく筈だからと、
大谷選手の関与を疑う声も多数あったけど、
メジャーのトップの成績を収めるまで野球に専念していたら、
ギャンブルどころではないし、口座の確認なんてしょっちゅうしていられない。
世の中にはハッキングの技術がある人も大勢いるから、
知らない間に口座からお金を抜かれる可能性はあると思っていたから、
個人的に、大谷選手は関与していないと信じていたが、
改めて潔白が証明されて、本当に良かった。
下手な陰謀論に嵌って、大谷選手悪人説をばら撒いていた輩は今頃大慌て。
ザマアミロ。

水原氏を庇い立てしたり、「奥様が気の毒〜。」等と言って、
気遣い出来る善人ぶった連中も考え直すだろう。

それにしても、
24億5000万円とは、金額が大き過ぎる。

オンラインで賭けていると、ただの数字になってしまうから、感覚が麻痺するのだろう。
大昔のように、アタッシュケースに札束詰めて行くなら、現金の重みを感じる。