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マンガ家Mの日常
今朝、T2からメッセンジャーに写真が届いた。
めでたくサミー・ヘイガーに会えて、2ショットをゲット。
T2はサミーにプレゼントも用意していたらしい。
良かったね。
お手伝いした甲斐があった。
コンサートを目一杯楽しんで来て。

ところで、
ホテルフロントでコンサートチケットを受け取ったという報告は無いのだけど、
流石に、開演間近で何も連絡が無いという事は、大丈夫だって、
もう思っても良いんだよね?
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T2 名古屋到着。

17日にレターパックプラスでコンサートチケットをホテル宛に郵送して、
郵便の追跡サービスを見つつ、18日、ホテルに電話で到着を確認。

ふとFacebookを見ると、T2がサミー・ヘイガーのリールをアップしていた。
サミーが名古屋のホテルの部屋から、外の景色をグルッと撮影。
その景色から、ホテルの位置が割り出せるので、T2は、わかる人に呼びかけをしていた。
私がやるしかないでしょう。

JRの線路から、大体の方向を導き出して、その辺りにある高級ホテルを検索する。
サミークラスの大ベテランなら、それなりの格のホテルに泊まる。

当てをつけたホテルのHPで、ホテルからの景色の映像が出ていたので、
サミーの映像と比較すると、ビンゴ!
おそらくここで間違いない。
情報をT2に知らせる。

T2は深夜にバンコクを立つ便に搭乗。
こちらも深夜、改めてもう少し別角度の画像も検証して、
まず間違いない事をT2に知らせると、すぐ返信が来た。
搭乗したけど、出発が少し遅れていると。

で、今日19日。
朝、T2から、名古屋に着いたと連絡があった。

T2は、私宛にわざわざプレゼントを用意してくれていて、
まず名古屋の郵便局から発送手続きをしてくれた。
色々気遣いの出来る人。
だから、こちらも頑張って、今回のツアーをケアしている。

T2はその後すぐに、バンドが滞在していると思われるホテルに行き、
無事メンバーと会えて、2ショットをもらっていた、
ホテルが当たっていて良かった。
私、頑張った。
でも、まだ肝心のサミーには会えていないらしい。
まぁ、まだ日はあるから、チャンスは巡って来るだろう。

チケットが発券された頃、
何度か行った事があって、Facebookをフォローしているロックバーのオーナーさんが、
大阪のチケットをアップしていた。
T2達のすぐ前の番号だったので、コメントして、サポートをお願いした。
特に問題は無いと思うが、
日本のコンサート会場では英語のアナウンスがされない場合も多いので、
わかりにくい事があったら、オーナーさんから伝えてもらおう。
T2にも知らせて、ロックバーをフォローしてもらい、
その後彼らはチャットでやり取りできたらしい。

さて、
T2がメンバーに会えたのを知らせてもらえたは良かったけど、
T2のホテルでレターパックを受け取ったか、チケットをちゃんと確認したか、
その連絡が来ない。
それが私としては一番の心配事なんだけどなぁ。

まぁ、何も連絡が来ないのは、何も問題が無いという事だろう。
そう思おう。

T2はもし都合がつけば、
19日の夜はまた別のコンサートに行くかもしれないと言っていた。
今日はそのコンサートか、ホテルでサミーを待つか、満喫しているだろう。
「連絡よこせ。」と水を差すのはしないでおこう。
明日からのコンサートと合わせて、思う存分、楽しんで。

続いてアキ・カウリスマキ監督作品。
1957年生まれで、高く評価された初監督作品「罪と罰」公開が1983年、
カウリスマキ25〜6歳の頃だから、早熟の天才。


マッチ工場の検品の仕事をして、淡々と日々を過ごすイリス。
給料は母親と継父に横取りされ、家事まで全部やらされている。
時々ダンスホールに行くが、地味な格好なので、誰からも誘われない。
次の給料日に、ショーウィンドーで見かけた華やかなドレスを衝動買いする。
金の使い道を咎められ、継父に殴られるも、返品せず、
足りない分は、独立している兄に借りて継父に渡す。

ドレスを着てダンスホールに行くと、リッチな男性アールネに声をかけられ、
誘われるがままに自宅に行き、一夜を過ごす。
翌朝アールネはまだ寝ているイリスの枕元にお札を置いて出勤する。

イリスは再度アールネに会おうと連絡するが、
ただの一夜の遊びのつもりだったアールネはなかなか応じない。
何とかデートにこぎつけるが、はっきりと別れを告げられてしまう。

その後、妊娠が発覚。
アールネに知らせると、「始末してくれ。」という短いメモと小切手が届く。
絶望したイリスはフラフラと外に出ると、車にはねられ流産してしまう。

イリスは薬局で殺鼠剤を購入し、水に溶かして毒薬を作る。
最後の別れを伝えると言ってアールネ宅を訪問すると、
彼のグラスに殺鼠剤入りの毒薬を入れて殺害する。
帰り際に立ち寄ったバーで、ナンパして来た男のグラスにも毒を注ぐ。
自宅に戻り、夕食を作り、母親と継父のグラスにも毒薬を入れて殺害する。

その後、工場勤務中に刑事が来て連行される。


カウリスマキにしては珍しく、最後まで救いがない話。
同様の実際の事件があったりしたのかなぁ。

イリス役のカティ・オウティネンはカウリスマキ監督作の常連で、
「浮き雲」でも主演している。
知的でシャープな雰囲気で、美人の一歩手前といった感じが良いのかな。

シンプルなストーリーだから展開はわかるけど、全編、台詞が極端に少ない。
台詞が少ない分、観客は登場人物の心情により深く寄り添える。
演出、上手いよね。

アールネにフラれて流産した後のイリスは、
それまでのあらゆる我慢が完全崩壊。
声をかけて来ただけのナンパ男さえ、殺すのに躊躇いがない。
犯行が発覚して刑事に連行される時も、不敵な表情。

真面目に働いて来た女性が殺人犯になってしまうのは
悲劇以外の何でもないのだけど、
人に恵まれなかったのか、どこか臆病で世間知らずのままだったのか。
母親の支配が強かったのかな。
でも、兄は継父に反抗して家を出ていて、イリスにも優しい。
そういう人との出会いはもっとあった筈なのに。
「枯れ葉」や「浮き雲」では、ヒロインには良い友達がいて、
お互い貧乏だから特に何か役に立つというわけでもなかったけど、
良い話し相手になっていた。
今作のイリスはひたすら孤独だった。

悲惨な体験をしたけど、ある意味では成長出来たって事かな。

英語のタイトルは「The Match Factory Girl」で、
直訳して「マッチ工場の少女」で間違いはないんだけど、
工場で働いているくらいだから、「少女」って言う程幼くはないし、
カティ自身はこの時28歳くらい。
「マッチ売りの少女」にイメージを被せたんだろうなぁと思う。

オートメーション化されたマッチ工場の映像が面白い。
検品するだけのイリスの仕事は、さぞ退屈でシンドイだろうな。
心が固まってしまいそう。
そして、マッチ自体も近い将来廃れる運命にあって、
労働者達の先行きも見えない。
「枯れ葉」ではロシアのウクライナ進行のニュースがラジオから流れ、
今作では中国の天安門事件の報道がTVで流されている。
社会不安がはびこる世界で、貧しい労働者達が懸命に日々を生き抜いている。


今週、タイからT2が日本に来る。

頼まれていたコンサートのチケットは、日程通りに発券。
直接手渡し出来ると安全なのだけど、
今回T2は東京には来なくて、名古屋と大阪だけなので、
チケットは名古屋のホテルにレターパックプラスで送付する。

T2からホテルの名称を聞いて、郵便物の受け取りについて電話でホテルに確認したところ、
出来ればチェックイン当日に郵便物が届くようにして欲しいと言われた。
万が一を考えると、当日到着はちょっと怖い。
とりあえず、前日でOKしてもらった。
普通、1週間から3日間程度は預かってくれるものだったけど、
ホテル側としても、紛失等のリスクを負いたくないのだろう。
その日その時間まで、タイミングを待つのがシンドイ。

今朝、郵便局に行って、送付完了。
でも、まだ安心出来ない。
高額チケットなので、T2本人がチケットを手にするまでは。

チケット予約の前にT2と相談して、プレミアム会員登録をした事もあって、
それなりに良い席、良い整理番号が取れている。
日本でのコンサートを楽しんでもらいたい。

何日か前に、Facebookを眺めていたら、
何度か行った事があるロックバーの店長さんがチケットの写真をアップしていて、
大阪の会場では、T2のすぐ前の整理番号だったので、
Facebookに書き込みをして、T2のサポートをお願いした。
日本の会場だと、英語のアナウンスがほぼ無い。
店長さんは英語が堪能なので、T2達と上手くコミュニケーションとってもらえるだろう。
今朝、チケット送付の連絡をしようと、メッセンジャーを開いたら、
T2から先にメッセージが来ていて、
昨夜ロックバーの店長さんとチャットしたとあった。
これで、安心材料ひとつ。

ドラマ「将軍〜SHOGUN 」がエミー賞18冠に輝く快挙達成。
製作と主演の真田広之は、主演男優賞受賞。
作品賞も獲った。 

暫く前から話題になっていた作品だけど、Disney +独占放送なので、観られない。
そのうちWOWOWで一気放送やってくれないかなぁ。

前日、クリエイティブ部門の発表と授賞式があり、過去最多の14部門で受賞。
日本時間の今日、主要部門の発表と授賞式があり、
主演男優賞、主演女優賞、監督賞、作品賞の4冠が追加された。

真田広之が主演男優賞を受賞したのをネットニュースで見て、
Facebookの映画ファンのグループサイトに投稿。
その後暫くしてから、監督賞と作品賞の発表が報道された。

グループサイトでは、他の人達も同様の投稿をしていたが、
私の投稿が一番早かったのと、
投稿へのコメントにちゃんと返信しているので、その都度サイトの上位に上がり、
一番多くの「いいね!」をもらっている。
ささやかな勝利。(笑)