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マンガ家Mの日常
秘密保持契約書にサインした段階で、全て決定したと思っていたが、
そうではなかった。
その時は「私の参加にグリーンライトが灯るよう努力している。」
とあったが、
それは、進行しているというより、難行している、という事だったようだ。

マークによると、会社の人は、私の渡航費用に懸念を示していたらしい。
そりゃ、仕方ないでしょ、2、3日前では、航空券だって高額になる。
もっと早くから企画を通していれば、と思ったのだけど、
思えば、パリのコンサートのビデオ撮影の時もギリギリだったように、
おそらく、情報漏れを最小限にする為に、
ファンの人達が関係する企画は、ギリギリの進行にするのだろう。
それはそれで、こちらには困ったもんだ。

間も無く、イグナシオからメッセージが届いた。
チリ人の青年で、ギタリストとしてプロデビューを果たした。
彼も、私同様、直前でキャンセルのメールが来て、驚いたクチ。
チリからコロンビアなら、そう難しい旅では無いように思えたんだけど、
彼の場合は何がネックになったんだろう。

キャンセルの理由は明かされていない。
世界各地から特別なファンを呼び寄せる企画で、日程も差し迫っている中、
オファーしても、メリッサのように、他の用事で行かれない人もいる。
なので、ある程度の人数に断られるのを前提に、
企画の人数よりも多めにオファーしたのだろう。
ところが、予測より多めにOKの返事が来てしまった。
そりゃあ、U2の熱心なファンはレベルが違う。
で、会社は、止む無く足切りする事にしたのだろう。

失礼な話ではある。

メリッサも、企画の進行が良く無いと言っていた。
U2本体とは違う会社だそうだった。

(続く。)
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