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マンガ家Mの日常
天気の良い祝日で、気分に合わせてホンワカした映画が見たくなった。

タイトル通り、31年過ごして、子供達は独立、
倦怠期にはまり込んだ夫婦が、カウンセリングを受けて
夫婦関係の改善を目指す、他愛無い話。

大きな波風が立つ事も無く、事件も何も起こらない。
カウンセリングを受けて、上手くいったりいかなかったりって言う程度。
こういうの、世界中何処にでもある夫婦の姿だから、
わざわざ映画にする程のもんかな、とも思うけど。
まぁ、そう言う夫婦の為に作られた映画なのかな。

メリル・ストリープは、中の上の家庭の主婦としては
顔立ちが洗練され過ぎている。
でも、夫役のトミー・リー・ジョーンズ共々、さすがに上手い。
台詞から情感がしっかり伝わって来る。

専門的な事は分からないけど、撮影も優れている。
構図や画面の光の加減等、平凡な光景でありながら格の高さを見せている。

夫婦はメーン州の田舎町に来て、1週間のカウンセリングを受ける。
でも、メリル・ストリープが町外れのロッジのようなバーに行くと
クリント・イーストウッドがカメラを持って出て来そうな気がするし、
書店に行くと、ロバート・デ・ニーロがひょいと現れそうな気がする。
映画の歴史がメリル・ストリープには刻まれている。

人物設定としては夫婦共々真面目でやや保守的。
これと言った欠点が無いので、問題点も見つかり難い。
緩やかなカウンセリングで結果を出す。
60代の夫婦の性生活って、気恥ずかしい感じではあるけど、
大事な事なんで、皆様頑張ってね。






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