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マンガ家Mの日常
締まりの良さそうなサスペンス映画に着手。

2000年にフランスで実際にあった女性失踪事件をベースにした作品。


大学教授ジャックの妻スザンヌが失踪。
殺害容疑で起訴されたジャックは、裁判で無罪になるが、
その後も疑いの目は止む事無く、10年後控訴される。

レストランのシェフでシングルマザーのノラは、ジャックの長女クレマンスに
息子フェリックスのベビーシッターをしてもらった縁で、一家に同情を寄せ、
ジャックの無実を信じて、高名な弁護士モレッティに弁護を依頼。
ノラはスザンヌの愛人デュランデが怪しいと睨む。
デュランデの通話記録が250時間分提出され、
モレッティはノラに文字起こしをさせる。

裁判にのめり込むノラは、不眠不休で文字起こしを続け、
デュランデの会話に矛盾点を見つけるようになる。
裁判に時間を取られ、仕事を休みがちになり、レストランをクビになる。
フェリックスのキャンプやサッカーの試合にも付き合えなくなり、
フェリックスは不満を抱くようになるが、ノラは裁判をやり遂げずにはいられない。

陪審員によってジャックの殺害容疑は否定され、無罪となるが、
デュランデの殺害容疑までには至らず、真犯人は不明のままとなった。


法律や事件捜査に全くの素人であるノラが、ひたすら通話記録を調べる事で、
ジャックの無罪に結びつく事柄を探し出す。
そこが今作の見所なんだけど、ノラの存在はフィクションなのね。
ちょっと拍子抜け。
だったら、フィクションとして製作すれば面白い映画になったと思うのだけど、
元の事件が未解決で、関係者も当然ほぼ全員存命だから、
あまりイジれなかったってところかな。
でも、やはりノラの存在は面白く観られた。

ヒッチコックの映画を模した犯罪だったようなのだけど、
その辺の絡みもよく分からなかった。
弁護士モレッティの最終弁論も今一つな感じだったし。
こういう作品はアメリカの映画制作会社の方が上手いかな。

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