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マンガ家Mの日常
マリオン・コティヤール主演の家族ドラマ映画。
コメディのような紹介だったので観たら、結構重い話だった。


舞台女優として成功している姉アリス。
詩人の弟ルイは、数年前に子供を亡くして、山間部で妻と隠遁生活。
次男フィデルはゲイのパートナーがいる。
家族は長らく疎遠になっていたが、
両親が自動車事故に巻き込まれて重体になり、面会の為に姉弟が集まった。
しかし、アリスとルイは面会時間をずらす等して、極力会わないようにしている。
女優として早くから成功を掴んだアリスは、
詩人としてなかなか芽が出ないルイを応援していたが、
ルイがアリスに関する本を出版して成功した辺りから不仲になる。

父アベルは子供達に厳しい態度を取って来たが、浮気で家族を苦しめてもいたが、
重症の妻マリー=ルイーズを心配して、側にいたいと切望する。
願い虚しく、妻は死去。
葬儀にはアリスもルイも出席せざるを得ない。
和解の言葉が交わされる。


明確にされている訳でもないけど、
おそらく、アリスとルイは近親相姦の状態にあった。
酒に酔ったルイが全裸でアリスのベッドに入るシーンからも想像される。
ルイがアリスに関して著述した本の内容が、これまた明かされていないけれど、
おそらく、そこで亀裂が生じた。
諸々、想像するしかないのだけど、
例えば、近親相姦に至った原因としては、家庭内での父親の傲慢な態度に対して、
姉弟で支え合っていた状況からかもしれない。
次男フィデルの存在感は最後まで薄い。

アリスは結婚しているけれど、子供はいない。
舞台終演後に現れた熱心なファンの若い女性に、やたら肩入れしたりする。
でも、取り立てて進展は無い。

アリスとルイが不仲な理由が示されないまま話が進み、
もしかしてと思ってると、終盤になって、やはり近親相姦の様子が伺えるのが重い。

いや、まぁ、自分にも3歳下の弟がいるんで、
近親相姦は「うへっ」となっちゃうなぁ。

ネットで他の人の解説を読んでみたいのだけど、
アルゴリズムが変わったせいか、DVD販売ばかりが出て来て、
解説を探し難くなった。

自分の家族を思い出してしまうので、家族ドラマは息苦しい。




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