パリ五輪開催からの、WOWOWのフランス映画特集。
フランソワ・オゾン監督の最新作。
1930年代のフランス。
売れない若手女優マドレーヌは、
大物映画プロデューサーのモンフェランの邸宅から逃げ出す。
その後、モンフェランの射殺体が居間で発見され、マドレーヌが逮捕される。
マドレーヌは、映画出演を餌にモンフェランに迫られ、逃げ出した。
しかし、自宅アパートから犯行に使われたのと同口径の銃が見つかり、
容疑者と見なされた。
マドレーヌと部屋をシェアしている若手弁護士ポーリーヌが弁護に着く。
実際はマドレーヌは犯人ではなかったが、
モンフェランに迫られ、恋人アンドレの為に貞操を守るべく戦ったとして、
ポーリーヌは、裁判は有利に動くと判断し、2人で相談して、
敢えて犯行を認め、有名になる道を選択した。
予想通り、ポーリーヌは無罪を勝ち取り、
2人共有名になり、一気に仕事が増えて、裕福になって万々歳。
ところが、有名になった2人を見て、落ち目のベテラン女優オデットが、
自分が本当の犯人で、自分の犯罪を返せと強請って来た。
ポーリーヌ達は判事とも話し合うが、すでに決着した裁判はやり直せない。
マドレーヌのファンで資産家のパルマレードは、モンフェランの死によって、
モンフェランから購入した別荘の代金の残金750万フランを
支払わなくて済んだ事もあって、
ポーリーヌからの提案で、アンドレの父親の会社への投資を引き受ける。
投資できを良くした父親は、
それまで反対していた、息子とマドレーヌとの結婚に賛成し、
オデットからの強請りの金30万フランも支払った。
全て丸く収まり、
マドレーヌとオデットは事件を題材にした舞台劇で大成功を収める。
オゾン監督は、「2重螺旋の恋人」のような、
重い心理描写の作品が主時期だと思っていたので、
今作のような軽妙なタッチはやや意外。
女優が犯罪を糧に有名になるという設定は「シカゴ」を想起させたが、
今作では、後半に展開が変わる。
オデット役にイザベル・ユペールを使う贅沢さで、
後半はイザベル・ユペールの存在感が目立つ。
展開がバラける感じなので、どうなのかなと思うけど、
まぁ、楽しいから良いか。
かなりテキトーな捜査と裁判で、何とも言えないけど、
そういうのも含めて可愛い印象の映画。
でも、オゾン監督には、やっぱり重めの心理劇を期待しちゃうかな。
フランソワ・オゾン監督の最新作。
1930年代のフランス。
売れない若手女優マドレーヌは、
大物映画プロデューサーのモンフェランの邸宅から逃げ出す。
その後、モンフェランの射殺体が居間で発見され、マドレーヌが逮捕される。
マドレーヌは、映画出演を餌にモンフェランに迫られ、逃げ出した。
しかし、自宅アパートから犯行に使われたのと同口径の銃が見つかり、
容疑者と見なされた。
マドレーヌと部屋をシェアしている若手弁護士ポーリーヌが弁護に着く。
実際はマドレーヌは犯人ではなかったが、
モンフェランに迫られ、恋人アンドレの為に貞操を守るべく戦ったとして、
ポーリーヌは、裁判は有利に動くと判断し、2人で相談して、
敢えて犯行を認め、有名になる道を選択した。
予想通り、ポーリーヌは無罪を勝ち取り、
2人共有名になり、一気に仕事が増えて、裕福になって万々歳。
ところが、有名になった2人を見て、落ち目のベテラン女優オデットが、
自分が本当の犯人で、自分の犯罪を返せと強請って来た。
ポーリーヌ達は判事とも話し合うが、すでに決着した裁判はやり直せない。
マドレーヌのファンで資産家のパルマレードは、モンフェランの死によって、
モンフェランから購入した別荘の代金の残金750万フランを
支払わなくて済んだ事もあって、
ポーリーヌからの提案で、アンドレの父親の会社への投資を引き受ける。
投資できを良くした父親は、
それまで反対していた、息子とマドレーヌとの結婚に賛成し、
オデットからの強請りの金30万フランも支払った。
全て丸く収まり、
マドレーヌとオデットは事件を題材にした舞台劇で大成功を収める。
オゾン監督は、「2重螺旋の恋人」のような、
重い心理描写の作品が主時期だと思っていたので、
今作のような軽妙なタッチはやや意外。
女優が犯罪を糧に有名になるという設定は「シカゴ」を想起させたが、
今作では、後半に展開が変わる。
オデット役にイザベル・ユペールを使う贅沢さで、
後半はイザベル・ユペールの存在感が目立つ。
展開がバラける感じなので、どうなのかなと思うけど、
まぁ、楽しいから良いか。
かなりテキトーな捜査と裁判で、何とも言えないけど、
そういうのも含めて可愛い印象の映画。
でも、オゾン監督には、やっぱり重めの心理劇を期待しちゃうかな。
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