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マンガ家Mの日常
アメリカの定番、法廷映画。
いつもながら法廷でのやり取りのシーンが上手いね。
1時間半程の上映時間なので、ドラマ2本分くらいの時間で気楽に見られる。

有能な弁護士ケイトは、その有能さが災いして、
バリキャリ時代に無実の男性を有罪にして、あやうく死刑にさせるところだった。
裁判から10年程経って、DNA鑑定技術の向上で無実が証明されて出所したが、
男性は勿論ケイトを恨んでいるし、
ケイトは自責の念から不眠症となり、アルコール依存症となってしまった。
幼い娘を虐待してしまい、離婚、親権を失う危機にある。

リハビリしつつ弁護士活動をかろうじて続けさせてもらえており、
嫌々ながら、女性が無実を訴えている殺人事件の担当にさせられた。
ケイトは有能さを遺憾なく発揮して、女性を無罪放免とする。
冤罪であやうく死刑にするところだった男性の事件が頭にあって、
冤罪での死刑は何としても避けなければならないという使命感に駆られた。

しかし真実は、その女性が紛れも無く犯人だった。
女性の巧みな嘘と誘導にすっかり騙されてしまった。
ケイトは新たな証拠を探し出し、裁判の盲点とも言える不備を突いて
審理をやり直しさせ、弁護士の立場でありながら改めて女性を有罪とする。

ケイトは有能で仕事に没頭するタイプで、
弁護士事務所もケイトの活躍を期待し、更なる活躍の後の昇進も約束している。
娘との関係を修復出来なければ、一生娘を失いかねない危機的状況にあるのだが、
法律家は天職のようなもので、仕事は捨てられない。
これが男性であれば、ここまで追い詰められなかっただろうというのは常にあって、
見ていて遣る瀬無い気持ちにもなる。

知的でシャープながら、セクシーさも備えたケイト・ベッキンセイルがカッコイイ。
ケイト(役名が何故か同じ。)の恩師でサポート役のブリッジズを演じた
ニック・ノルティは、見事におじいちゃんになって、良い味出してる。
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