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マンガ家Mの日常
以前、一度観た記憶があるのだけど、
何となくその日の気分に合っていたので、再び鑑賞。

実話を元にした、アメリカのドラマ映画。
これが実話だってんだから、凄いね。


大学教授の父親と、スキーインストラクターの母親から指導され、
モーグルの五輪候補にまでなったモリーだったが、
出場をかけた大会で、滑り止めに巻かれた木片にスキー板を取られ、転倒。
大怪我を負い、選手生活から離れる。
特に厳格で、子供への期待が大きい父親とは、確執が拡がった。

ハリウッドのクラブでアルバイトをしていたところ、
そこで知り合った不動産業のディーンからアシスタントの仕事に誘われ、
やがて非合法ポーカークラブ運営の手伝いをさせられる。
3年後、仲違いして、独立。
自ら高級ポーカークラブを運営し、大金を稼ぐようになる。
順調に思われたが、強引な客とモメて、拠点をNYに移すと、
運営の困難な一時期、違法とされる手数料を取る。
客の紹介で来た男達が実はロシアンマフィアで、更なるトラブルに巻き込まれる。
違法な手数料、マフィアやギャングとの接点から、FBIに逮捕、起訴される。

財産を没収されたモリーだったが、
有能な弁護士ジャフィーは、あくまでも客のプライバシーを守るモリーに共感し、
困難な裁判に臨む。
数年間の実刑も予想されたが、モリーの主張が支持され、
200時間の社会奉仕活動と罰金で済んだ。


モリー役のジェシカ・チャステインが堂々としていて、美しい。
クラブオーナーとしては、ちょっと良い人過ぎるかなぁと思わなくもないけど。
ジャフィー弁護士役は、今とときめくイドリス・エルバ。
イケメンで、存在感あり過ぎ。
ややオーバーアクトな気がする。
ちょい役なんだけど、モリーの父親役のケヴィン・コスナーが良い。
イドリス・エルバとのキャリアの違いが感じられる。

前半、ドラマの元となる設定を説明するテンポや台詞が早くて、
そこを乗り切るまでに少し疲れる。

監督と脚本が「ザ・ホワイトハウス」の社会派アーロン・ソーキンなので、
後味は良いけど、若干、優等生的な作りになった感は否めないのかな。
終盤、打ちひしがれるモリーと、父親がササッと和解する。
そう上手くはいかないよ。

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