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マンガ家Mの日常
昨晩、連絡会と夜桜見物で深夜帰宅の後、やや眠いながら鑑賞。

2と同様、小説の読みこなしの難しさに対して、映画の分かりやすさは何なんだ。
政治関係の構造の難しい説明が無かったからかな。
確かにエンターテインメントの映画にする際には省いても問題無いのかも。

他にもはっきり省かれているエピソードは多々あって、
小説ではミカエルは女性刑事と恋人関係になるのだけど、それは全く素通りされた。
ミカエルのお盛んな女性関係があるから、
リスベットへの思いが複雑になって、読者はやきもきするんだけど。

脚本はスムーズに綺麗に収まっていて観易かった。
完結に向けてまとめていかなきゃだからね。
ただ、その分、物事がうまく運び過ぎてるような印象もあって、
若干の物足りなさは否めないかも。
原作を知ってるからかな。
ただやはり、原作の長さを2時間少々に収める難しさを思うと、
平易な説明だけでよくぞ作り上げた。
制作側としては、出来るものなら原作通りに作りたいだろうに。
これ程までの名作だからね。

Wikiで見てみると、2、3はTVドラマとして制作されていたものが、
1のヒットにより映画用に編集して公開されたとある。
そんな感じ、わかる。
カメラワークがTV的だし、セット等も凝っていない。
こうなるとハリウッドで予算つぎ込んで作られたのが見たくなるね。

いつもながらなんだけど、
何故北欧は美男美女の俳優を使わないのか?
やっぱりね、そこんところはちょっとはサービスが欲しい。

とりあえず、長年ほったらかしにしてしまっていたのを見れてスッキリしました。

4、5については構想のメモ等がそれなりに残っているそうなので、
誰かムリクリにでも作ってくれたらなぁ...。

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