映画の場合、エンディングロールでほぼ全ての出演者の名前が紹介されて、
あの役をやった俳優が何と言う名前なのかがわかる。
でも、TVの場合、オープニングロールでゲスト出演者の名前が出ても、
役名の表記が無いので、誰が誰なのかわからない事が多い。

TVドラマの主演クラスの次のポジションで、準レギュラーだったり、
あちこちのドラマでゲスト出演でしょっちゅう見かける俳優もよくいる。
なんとなく顔は覚えてるんだけど、名前がわからない。
今少し押し出しに欠けるけど、逆にそれがレギュラーを食い過ぎなくて良いのかな。
演技が確実で、どんな場面にも即合わせられる
ユーティリティプレイヤーであるのかもしれない。

ベラミー・ヤングもその辺を行ったり来たり。
でも、このところ伸びて来ているらしく、準レギュラーがダブったりしてるとか。

あのイライラする、主役を全然応援出来ないドラマ「スキャンダル」で、
ファーストレディのメアリーの役でほぼレギュラーを勝ち取った。
ドラマの中で、いつ頃から夫婦の不仲が始まったのかがよくわからないのだけど、
政略結婚で、現大統領である夫のフィッツの方がコンプレックス抱えてて、
理不尽な怒りを溜め込んでぶつけて来ているようなので、
メアリーの方に同情してしまう。
愛人作って情事にふけってるフィッツに対して、
メアリーの方は夫婦関係を改善させようと努力してる側だしね。

このフィッツって男、ホントにうっとおしくてイヤだ。
そう言うソープオペラ的ドラマだから仕方無いんだろうけど、
こんなにグダグダするんだったら、最初から大統領選に出なけりゃ良いのに。
そんな男にズルズル引きずられるオリヴィアもだらしない。

夫の愚行に耐えつつ、怒りを爆発させつつのメアリーにはなかなかの貫禄がある。
そうしたところ、ケーブルで以前見てお気に入りだったドラマ
「ダーティ・セクシー・マネー」の再放送があって、見ていたら、
主人公の妻の役がベラミー・ヤングだった。
この時はまだ若くてややスマートで、髪もショートカット。
役柄的にどちらかと言えば小市民的な女性。
あんまり良い役では無かったけど、キュートで可愛い。
いや、年月と役柄とで、女優さんも変わるもんだ。

一方で、こうして、大スターとまでいかなくても
確実に仕事して評価されて生き残ってる人を見ると、なんだかホッとする。
派手じゃなくても、良い仕事はちゃんと評価されるんだ。