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マンガ家Mの日常
主演がジャック・ブラックなので、笑わせてもらえると思ったんだけど、
ちょっと違った。

実際にあった殺人事件を元にした作品。
資産家の老女が同居していた愛人とおぼしき若い男性に殺される。
しかし、老女は悪名高いイヤな女で、男の方は慈善家で誰にでも愛される人物。
街の住人達はこぞって男を庇った。
しかし、検察官は別の州で裁判を行い、住人達が男を救う事を阻止した為、
男は第1級殺人罪で終身刑となった。
服役が始まってからも、住人達に愛されている。

実話がベースだからか、アメリカでよく見られるような
ドキュメンタリー的な作り方になっていて、住人達のインタビューが延々続く。
映画を楽しみたいだけの自分にとっては、それがちょっとシンドイ。

ジャック・ブラックは映画の中で歌って踊って、
芸達者ぶりを余すところ無く発揮している。
老女役のシャーリー・マクレーンは、
ババアになってもキュートな目元は相変わらず。
検察官はマシュー・マコノヒー。この人も何でもやるね。
住人のひとりの老女の名字がマコノヒーで、
よくよく見れば何となく顔も似てるようなんで、
マシューのお母さんだったのかな。

男は葬儀社の仕事をしていて、時折、夫と死別した老女の世話等もしていた。
だから、資産家老女との生活も、財産目当てなのかどうなのか、
そこのところははっきりとしないような。
心優しい慈善家なんだけど、ジャック・ブラックの演じ方を見ると、
何処かサイコパス的な要素も感じられる。

テキサスの田舎町での出来事なんで、
住人達にはその街独特の人生観があったのかもしれない。
ライトな横溝正史作品て感じ?

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