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マンガ家Mの日常
カナダのヒューマンドラマ映画。


ゲイの青年リッキーは封建的価値観の父親ジェブと対立し、
故郷のテキサスからサンフランシスコに移住。
恋人ネイサンと同棲し、ゲイバーを経営していたが、ドラッグの過剰摂取で死亡。
訃報を受け取った母親メイベリンは、ジェブの反対を押し切って葬儀に向かう。
バーのドラァグクィーン達が集う葬儀は一風変わっていた。

メイベリンはネイサンに会いに行くと、リッキーの財産問題を知らされる。
リッキーとネイサンは結婚しておらず、アパートもバーもリッキーの名義で、
両親であるメイベリンとジェブに相続権がある。
メイベリンはジェブに逆らえず、リッキーに会えなかった事を悔やみ、
生前のリッキーが大事にしていたゲイバーを再興させる決意を固める。
経営はネイサンが担当し、メイベリンはショーの充実を図る。
経済的事情から離れる者もいたが、主要なスタッフは残ってくれた。
メイベリンはリッキーの友人のシングルマザーのシエナの部屋に居候する。

ゲイバーのドラァグクィーン達もそれぞれ深い悩みを抱えていた。
家族に受け入れられない辛さから、リッキーのようにクスリに走る者もいた。
一見しっかり者のシエナはDV男にハマりがち。
メイベリンは彼らと接して少しずつ彼らの心をほぐして行く。
それは、リッキーにしてやれなかった事への償いでもあった。

ショーの宣伝用チラシを置いてもらおうと行った高級ホテルで、
紳士的なコンシェルジェ長のオーガストと知り合い、惹かれ合う。

ジェブが何週間も家を空けていたメイベリンを連れ戻しに来た。
ゲイバーの経営が軌道に乗って来たので、メイベリンは帰郷する。
しかし、自宅で待っていたのは、封建的な夫との惨めな暮らしだった。
メイベリンはサンフランシスコに戻り、ゲイバーのチームに復帰。
オーガストにも愛を告げる。


メイベリン役のジャッキー・ウィーヴァーがチャーミング。
ドラァグクィーンを主題にした作品としては刺激的要素は少なく、
ほのぼのとした感じ。
そう上手くは行かないよなぁ、とも思うんだけど、
これはこれで安らぎがあって良いのかな。
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