お料理ものの話題作だったので、楽しみにしていた。
ジョン・ファブロー、監督、脚本、製作、主演、八面六臂の映画。
これまで様々な映画を製作したり出演したりしているようだけど、
この人の事は記憶に無かった。
LAの有名レストランのカリスマシェフ、カールは
長年客受けのする定番メニューばかり作らされているのに辟易していて、
冒険的な新作メニューを始めようとするが、
客の要望に応えて経営を安定させたいオーナーとぶつかり、クビになる。
有名料理ブロガーのラムジーに、定番メニューを酷評され、
ブチ切れたカールはレストランに乗り込み、ラムジーに怒鳴り散らす。
その様子がネットにアップされ、ますます窮地に陥る。
再就職したいが、どこのレストランでも雇ってもらえない。
離婚していて、10歳の息子パーシーは元妻が引き取っていたが、
カールはもとより仕事人間だったので、パーシーとは距離があった。
失業を機に、元妻はパーシーの為にマイアミ旅行にカールも誘う。
カールは自分の故郷でもあるマイアミの料理の素晴らしさを再認識し、
キューバ風サンドイッチのフードトラックを始める。
レストラン時代の部下マーティンはカールに絶対の信頼を寄せていて、
仕事を辞めてフードトラックの手伝いに加わる。
父子の時間を過ごすべく、パーシーも同行する。
カールはSNSには不慣れで、ツィートで失敗したりしてしまっていたが、
パーシーがツィートや動画をアップしたりする事で、
フードトラックは瞬く間に評判になり、行く先ざきで大人気。
評判を聞きつけたラムジーはサンドイッチを食べ、カールが
お仕着せのメニューではなく、自分自身で作りたい料理を作っている事を知り、
新しい店への出資を申し出る。
カールは元妻とよりを戻して再婚。
めでたしめでたし。
ストーリーとしては、後半に何も波乱が無く、若干肩透かしな面もあった。
でも、楽しそうに料理する様子が描かれていて、これはこれなのかな。
仕事人間で家庭を顧みなかったカールが息子と仲良くなるのは良いんだけど、
元妻は裕福な実業家で、息子にもよくしていたから、
甘ったれたボンボンがちやほやされてる印象もあって、
ありがちな家族ものとしての感動は薄い。
いつも思うんだけど、こういう場合って大体一人っ子なんだよね。
その方が親子関係を描くのがシンプルだから。
2、3人いると、親ももう手が回りきらないし、子供同士の争いもあって
事態が複雑になる。
でも実際は複数子の家庭も多いのだから、こうした親子映画には共感しづらい。
カリスマシェフのカールは、とにかく料理を作る事が喜びで、
フードトラックで生き生きと働くのだが、
そこはやっぱりプライドが邪魔するような場面も欲しかったかな。
後半はスルスルっと事が上手く運び過ぎて、
脚本にはあちこち微妙な不満が残る。
ジョン・ファブローの個人的な繋がりあってか、
何故か無駄に大スターがちょい役で大勢出ている。
ダスティン・ホフマン、スカーレット・ヨハンソン、ロバート・ダウニー・jr は
カメオ出演と言うには重過ぎる?
2番手シェフでボビー・カナヴェイルも出て来るんだけど、
ちょっとお調子者って以外、あまりストーリーに絡んで来ない。
まぁ、これはこれなのかな。
料理の楽しさ、客への心遣い、資本主義との戦い、友情、親子関係、
等々、要素がやや多過ぎて、その分
映画としてのペーソスのようなものが足りてないように感じられてしまうんだけど、
町山智浩さんの解説を読むと、ジョン・ファブローの切実な思いも理解出来て、
まぁ、これはこれなのかな、って事で。
基本、楽しい映画でした。
ジョン・ファブロー、監督、脚本、製作、主演、八面六臂の映画。
これまで様々な映画を製作したり出演したりしているようだけど、
この人の事は記憶に無かった。
LAの有名レストランのカリスマシェフ、カールは
長年客受けのする定番メニューばかり作らされているのに辟易していて、
冒険的な新作メニューを始めようとするが、
客の要望に応えて経営を安定させたいオーナーとぶつかり、クビになる。
有名料理ブロガーのラムジーに、定番メニューを酷評され、
ブチ切れたカールはレストランに乗り込み、ラムジーに怒鳴り散らす。
その様子がネットにアップされ、ますます窮地に陥る。
再就職したいが、どこのレストランでも雇ってもらえない。
離婚していて、10歳の息子パーシーは元妻が引き取っていたが、
カールはもとより仕事人間だったので、パーシーとは距離があった。
失業を機に、元妻はパーシーの為にマイアミ旅行にカールも誘う。
カールは自分の故郷でもあるマイアミの料理の素晴らしさを再認識し、
キューバ風サンドイッチのフードトラックを始める。
レストラン時代の部下マーティンはカールに絶対の信頼を寄せていて、
仕事を辞めてフードトラックの手伝いに加わる。
父子の時間を過ごすべく、パーシーも同行する。
カールはSNSには不慣れで、ツィートで失敗したりしてしまっていたが、
パーシーがツィートや動画をアップしたりする事で、
フードトラックは瞬く間に評判になり、行く先ざきで大人気。
評判を聞きつけたラムジーはサンドイッチを食べ、カールが
お仕着せのメニューではなく、自分自身で作りたい料理を作っている事を知り、
新しい店への出資を申し出る。
カールは元妻とよりを戻して再婚。
めでたしめでたし。
ストーリーとしては、後半に何も波乱が無く、若干肩透かしな面もあった。
でも、楽しそうに料理する様子が描かれていて、これはこれなのかな。
仕事人間で家庭を顧みなかったカールが息子と仲良くなるのは良いんだけど、
元妻は裕福な実業家で、息子にもよくしていたから、
甘ったれたボンボンがちやほやされてる印象もあって、
ありがちな家族ものとしての感動は薄い。
いつも思うんだけど、こういう場合って大体一人っ子なんだよね。
その方が親子関係を描くのがシンプルだから。
2、3人いると、親ももう手が回りきらないし、子供同士の争いもあって
事態が複雑になる。
でも実際は複数子の家庭も多いのだから、こうした親子映画には共感しづらい。
カリスマシェフのカールは、とにかく料理を作る事が喜びで、
フードトラックで生き生きと働くのだが、
そこはやっぱりプライドが邪魔するような場面も欲しかったかな。
後半はスルスルっと事が上手く運び過ぎて、
脚本にはあちこち微妙な不満が残る。
ジョン・ファブローの個人的な繋がりあってか、
何故か無駄に大スターがちょい役で大勢出ている。
ダスティン・ホフマン、スカーレット・ヨハンソン、ロバート・ダウニー・jr は
カメオ出演と言うには重過ぎる?
2番手シェフでボビー・カナヴェイルも出て来るんだけど、
ちょっとお調子者って以外、あまりストーリーに絡んで来ない。
まぁ、これはこれなのかな。
料理の楽しさ、客への心遣い、資本主義との戦い、友情、親子関係、
等々、要素がやや多過ぎて、その分
映画としてのペーソスのようなものが足りてないように感じられてしまうんだけど、
町山智浩さんの解説を読むと、ジョン・ファブローの切実な思いも理解出来て、
まぁ、これはこれなのかな、って事で。
基本、楽しい映画でした。
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