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マンガ家Mの日常
WOWOWで放送されたので、早速見ました。

小説の映画化ではどうしてもコンパクトにならざるを得なくて、
仕事柄もあって、どういう具合に処理してるのかが気になってしまいました。
脚本のまとめ方はさすが。
あの長さを破綻無く、過不足無くまとめ上げていました。
2時間半の長さも感じさせなかった。
エピソードを充実させる為にも、もうちょっと長くても良かったかも。

ベン・アフレック、ご本人は「アルゴ」のような映画製作等に手腕も発揮して
十分知的な方の筈なんだけど、映画ではちょっとお間抜けに見えてしまう。
作品の前段としては、夫が妻を殺害したのかもしれないと
観客に思わせる部分もあってしかるべきなんだけど、
ベン・アフレック演じるニックからは、
そうした知的犯罪が出来そうな匂いが全く感じられなかった。
話を分かりやすくする為に、敢えてそういう要素をカットしたのかもしれないけど、
展開がストレートになっちゃうのには若干の物足りなさを感じた。
まぁね、サスペンスの肝であるネタを知っちゃってるから仕方無いんだけど。

同様に、エイミーの日記の仕掛けも小説ならではのところがあって、
映画での表現は難しかったかな。

ハリウッドで作るなら、エイミーはグウィネス・パルトロウとかかな。
ミステリアスな雰囲気を出す為に、
あまり手垢の付いていない英国の女優を起用したんだろう。
ロザムンド・パイクは面長のもっちゃりした顔で、目も小さい。
元々細かったけど、今作の為にかなりダイエットもしたんだろう。
都会的なイメージを上手く演出していた。

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