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マンガ家Mの日常
老カントリーミュージシャンの映画。

血腥いのとか、シリアスなのだとか、極端にお笑い系だとか、
そう言うのじゃなくて、フツーのドラマを見ようと思って、タイトルで選んだ。
随分前に録画したもので、内容は忘れてた。
続けて歳取った音楽家の映画とはね。

バッドは名声を博したカントリーミュージシャンだったが、酒に溺れて凋落。
ひとりで場末のバーやボーリング場の小さなステージで歌っている、
ドサマワリ生活。
それでも、昔なじみのマネージャーや、かつてのデュオのパートナーは
バッドの才能を信じて、仕事のオファーをくれる。

サンタフェの地方紙の音楽担当記者ジーンと出会い、恋に落ちる。
しかし、酒を止められないバッドに嫌気が差してジーンは去ってしまう。

何もかもを失って、ようやくバッドは依存症のリハビリセンターに入り、
更生する。

ストーリーそのものはちょっと退屈な感じ。
ミュージシャンの栄光、堕落、復活の典型的な話だなって気がする。
依存症は治ったと思ってもすぐにぶり返しちゃったりするもんだし。
そう上手くは行かない。
ジーンはラストでは更生したバッドを許すのだけど、別の男性と結婚しちゃってた。
まぁさ、元々父と娘程も歳が違うんだもんなぁ。何なんだかね。

話は退屈だけど、主演のジェフ・ブリッジスの演技は見応えがある。
日常のさりげない仕草がしっくりと決まってる。
こういうの、ただ練習で出来るもんではないような。

映画の中でのライブのシーンでは本人が歌ってる。
なかなか上手い。
アカデミー賞とゴールデングローブのダブル受賞に輝いたのは、
この歌もあっての事かな。
パートナーだったトミー役のコリン・ファレルも本人が歌っていて、やはり上手い。

そう言えば、日本でも昔の映画スター、小林旭や加山雄三っていった人達は
歌でも成功を収めているけど、
最近はそう言う例はあんまり聞かなくなったような。
両立は難しい。
でも、芸能人なら色々芸を持っておかないとね。


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