実話を基にした犯罪映画。


若い頃銀行強盗で鳴らしたブライアンは引退して優雅に暮らしていたが、
妻を亡くして孤独になった時、
バジルと名乗る青年から銀行強盗の計画を持ちかけられ、
かつての強盗仲間に召集をかける。
ブライアンは７７歳。他のメンバーも同様の年代で、
一番若いダニーでも６０歳になっていた。

バジルは宝飾店の貸金庫の入り口の鍵を持っており、
ナンバーキーや監視カメラの解除の技術に長けていた。
イースターの２日間の休日を狙って侵入するが、
追加の機材が必要になり、翌日に持ち越し。
仲間との気持ちのズレや不安から、ブライアンは外れてしまう。

見事、金庫室に侵入し、多額の現金と宝石類を盗み出す。
しかし、リーダーのブライアンがいないチームはすぐに仲間割れを始めて、
バジルは僅かな現金のみの取り分で追い出される。

その後、警察の捜査が進み、それぞれ逮捕されるが、
バジルだけは早めに国外に逃亡し、行方をくらます。
仲間から渡された取り分こそ少なかったが、
ブライアンの教えに従って、最高級のダイヤを数粒持ち出していた。


マイケル・ケイン、ジム・ブロードベント、マイケル・ガンボン等々、
一流俳優が名を連ねるのだけど、いかんせん、皆おじーちゃん。
まぁ、そういう実話の映画化だからなんだけど。
唯一の若手メンバー、バジル役のチャーリー・コックスは
マーベル・シリーズでデアデビルを演じる注目の俳優だけど、
周りがおじーちゃんばっかりだから、
もう少し華のあるイケメンを配役して欲しかったかなぁ。

ストーリー展開は銀行強盗ものの定番な感じ。
もうちょっとひねりがあると良かったかも。
ベテラン俳優達はやはり味があって、全員本物の銀行強盗に見えるよね。

エンドロールで、バジルという通称が「警報の達人」
The Best Alarm Specialist In London の頭文字である事が明かされる。