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マンガ家Mの日常
更に、年末年始に観た映画から。

ネットで検索しても、情報が少ない。
「トト・ザ・ヒーロー」「八日目」「神様メール」等の
ベルギー出身のジャコ・ヴァン・ドルマル監督。

ストーリーは違うんだろうけど、
「A GOST STORY / ア・ゴースト・ストーリー」の設定は、
今作を参考にしたのかな。


エスケープアーティストのアシスタントをしていたルイーズは子供を身籠ったが、
男に逃げられ、精神のバランスを崩す。
息子エンジェルを出産したが、その姿はルイーズ以外誰にも見えず、気付かれない。

成長したエンジェルは、窓から見える少女マドレーヌに恋をする。
盲目のマドレーヌは、エンジェルの姿が見えない事を知らないまま、
エンジェルの存在を感じ取り、出会いを重ね、惹かれ合う。

マドレーヌは視力を取り戻す手術を受ける。
数年後、回復して元の邸に戻り、エンジェルを探す。
母親のルイーズが亡くなり、湖の近くの小屋に写ったエンジェルは、
悩みながらも、マドレーヌに秘密を打ち明ける。
マドレーヌの動揺した様子を見たエンジェルは、別れる決意をするが、
エンジェルを求めて悲嘆にくれたマドレーヌは入水自殺を図る。
エンジェルはマドレーヌを助ける為に水に飛び込む。
湖の中で、水に形取られたエンジェルの姿が浮かぶ。

2人は結婚して子供を授かり、マジシャンとして生計を立てる。


ラブ・ファンタジーというには、ややサイコホラー的な空気感。
男性の職業がエスケープアーティストで、彼に逃げられた事で、
ルイーズは目に見えない子供を産んだと妄想しているようにも見える前半部。
当然、科学的な説明があるわけでもなく、観客には判別がし難い。
アメリカ映画だと、もっと分かり易い表現方法を用いるんだろうけど。

マドレーヌの純粋さがエンジェルを孤独から救い、
ルイーズの悲劇も清算したってところかな。

こういう映画は、無理に分ろうとするのではなく、
感性で受け止めるのが良い。

「神様メール」も録画したまま手付かず。
観なきゃね。

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