アンジェリーナ・ジョリー主演のファンタジー映画。
主演はどちらかと言うと子供達の方かなぁ。
夫婦と3人の子供達はロンドン郊外の森に囲まれた土地で穏やかに暮らしていた。
母親ローズが語る童話の世界が子供達の心の中に生き生きと形作られている。
有名校への進学を控えた長男デヴィッドが突然の事故死。
悲嘆にくれるローズは酒浸りになり、残された2人の子供達に目もくれない。
父親のジャックはギャンブルと仕事の失敗で多額の借金を抱えてしまう。
次男ピーターと娘のアリスはジャックの懐中時計を質屋に持って行き、
借金返済の為のお金を作ろうとするが、質屋に騙されてしまう。
その質屋はジャックの兄が経営者だった。
父親に溺愛されていたジャックを恨んでいた兄は、
借金のカタとしてジャックの右手を潰す。
ピーターは幻想のままにピーター・パンとなり、質屋を襲い、船旅に出る。
その後行方知れずになったが、時々ジャックの仕事場にこっそり金貨を届ける。
アリスは結婚して3人の子供に恵まれ、幸せに暮らした。
現実と、子供達の幻想が入り混じる。
次男のピーターは幻想世界により強く囚われ、
ピーター・パンになってしまうのが、逆に怖さを感じる。
製作の意図を計りかねる。
ピーターの精神状態も気になるし、
子供が姿を消して、親がお金を得るという設定は、
まるで子供を売り払って口減らししたようなイメージ。
デヴィッドの死後、崩壊寸前の家庭を立て直そうとする子供達に対して、
いつまでもグズグズしている両親の方が「子供」だったような感じ。
幻想を夢見る事が「子供」なのではなく、
現実に向き合えない事が「子供」なのではなかろうか。
一家を心配して、アリスを引き取ろうとしたローズの姉が
悪い赤の魔女として扱われるのが気の毒。
衝動的に仕事場を壊すジャックの八つ当たりぶりも幼稚。
あれやこれや、御都合主義の強引な展開。
ローズとジャックは、姿を消したピーターを心配せず、探そうともしない。
何じゃそりゃ。
ローズ役のアンジェリーナ・ジョリーの他はアフリカ系俳優が主体。
ジャック役はデヴィッド・オイェロウォ。
物語としてのテーマがどうとかって事ではなく、
多様性の時代において、「ピーター・パン」や「不思議の国のアリス」のような、
英国発祥のファンタジーの世界を
アフリカ系に門戸を開こうという試みなのだろう。(商業的にも?)
「ハリー・ポッター」も主要キャストは白人ばかりだったからなぁ。
主演はどちらかと言うと子供達の方かなぁ。
夫婦と3人の子供達はロンドン郊外の森に囲まれた土地で穏やかに暮らしていた。
母親ローズが語る童話の世界が子供達の心の中に生き生きと形作られている。
有名校への進学を控えた長男デヴィッドが突然の事故死。
悲嘆にくれるローズは酒浸りになり、残された2人の子供達に目もくれない。
父親のジャックはギャンブルと仕事の失敗で多額の借金を抱えてしまう。
次男ピーターと娘のアリスはジャックの懐中時計を質屋に持って行き、
借金返済の為のお金を作ろうとするが、質屋に騙されてしまう。
その質屋はジャックの兄が経営者だった。
父親に溺愛されていたジャックを恨んでいた兄は、
借金のカタとしてジャックの右手を潰す。
ピーターは幻想のままにピーター・パンとなり、質屋を襲い、船旅に出る。
その後行方知れずになったが、時々ジャックの仕事場にこっそり金貨を届ける。
アリスは結婚して3人の子供に恵まれ、幸せに暮らした。
現実と、子供達の幻想が入り混じる。
次男のピーターは幻想世界により強く囚われ、
ピーター・パンになってしまうのが、逆に怖さを感じる。
製作の意図を計りかねる。
ピーターの精神状態も気になるし、
子供が姿を消して、親がお金を得るという設定は、
まるで子供を売り払って口減らししたようなイメージ。
デヴィッドの死後、崩壊寸前の家庭を立て直そうとする子供達に対して、
いつまでもグズグズしている両親の方が「子供」だったような感じ。
幻想を夢見る事が「子供」なのではなく、
現実に向き合えない事が「子供」なのではなかろうか。
一家を心配して、アリスを引き取ろうとしたローズの姉が
悪い赤の魔女として扱われるのが気の毒。
衝動的に仕事場を壊すジャックの八つ当たりぶりも幼稚。
あれやこれや、御都合主義の強引な展開。
ローズとジャックは、姿を消したピーターを心配せず、探そうともしない。
何じゃそりゃ。
ローズ役のアンジェリーナ・ジョリーの他はアフリカ系俳優が主体。
ジャック役はデヴィッド・オイェロウォ。
物語としてのテーマがどうとかって事ではなく、
多様性の時代において、「ピーター・パン」や「不思議の国のアリス」のような、
英国発祥のファンタジーの世界を
アフリカ系に門戸を開こうという試みなのだろう。(商業的にも?)
「ハリー・ポッター」も主要キャストは白人ばかりだったからなぁ。
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