ちょっと気になった事。

メディアの論調では、
会見で証拠資料等が提示されなかった点が強調されていたけど、
研究資料はおそらく理化学研究所に保管してあって、本来研究所の財産なんで、
一研究員が勝手に持ち出して公表する事は、物理的、倫理的、常識的に
あり得ないんではなかろうか。
再現実験に成功した他の研究者についても、あの会見の場で
個人名の公表を控えるのは至極当然だし。

その他、説明すべき事柄は多くあって、
中にはもう少し踏み込んだ説明があってしかるべきものもあったろうけど、
２時間の枠で、学術的な事を説明しても、到底説明しきれない。
不十分になっても仕方無かったような気もする。

捏造だ何だの話はもうどうでもイイから、
改めて研究や実験を再スタートさせて、実証してもらえれば良い。

知らなかったんだけど、理化学研究所の費用の９０％は税金から出てるんだってね。
研究者の皆さんも高給取りだとか。
思うに研究者って、芸術家に近いところがあって、
名声に対しての密かな欲求はあるにしても、
大金稼いで豪勢な暮らしをしたいと言うタイプではなかろうから、
研究費用さえ十分であれば、お給料はそんなに気にはしないだろう。
でも、税金から費用が出てるとなると、無駄な事に使ってもらっちゃ困るね。

何にせよ、全体像の解明には長い時間がかかりそう。