忍者ブログ
マンガ家Mの日常
「ごきげんよう」を見ながらお昼ゴハンにしようと思ったら、
会見の放送が始まってしまったので、そのまま見た。

全くの素人なんで、化学の難しい事は分かる筈も無いんだけど、
一通りの説明はちゃんとしてたように思えた。

記者の人達は大半が化学部門担当の人で、相応の知識があるんだろう。
とは言え、こういう会見になると、それぞれがバラバラの質問をするから、
答える方も説明しづらいんじゃなかろうか。
記者の方で予め話し合って、
体系立てた質疑応答が出来るようにしといた方が良かったんじゃなかろうか。
タレントの結婚会見とかじゃないんだから。

ホントにまさしく魔女狩り。
大学院を出て僅か数年の若い研究員にリーダーを任せて、
全ての責任を取らせようとするのって、どういう組織なんだろう。

で、素人ながら、何なんだと思ってしまうのは、
論文で安易にコピペや切り貼りをしてしまったのはマズかったし、
写真の取り違えもマズかった訳だけど、そう言うのって、
訂正して、ちゃんとしたものを出し直せば良い事なんじゃないの?
理化学研究所の方は何でそのミスにこだわり続けるのかなぁ?

論文がマズかったとしても、それが実験まで捏造のように思わせてしまうのは
何か違うと思う。
会社で会計の数字にミスがあったとして、だから横領、脱税って事にはならない。

他の研究者が再現実験に成功しなかった事に関しては、
論文に詳細な部分が欠けていたのかもしれないし、
生物化学だから、何かの要因のほんの僅かな違いで
成功に至らなかったってこともあるかもしれない。
実験を録画するとか、第三者の研究者の参加で再実験するとか、
実証の為の何かしらちゃんとしたやり方が有る筈。

小保方さんはさすがに心労がたたってか、目線がややうつろな感じだったし、
思わず涙をこぼしてしまった。
でも、泣いてしまったのは2時間を越える会見の中のほんの僅かな間だけで、
なのに、その場面を切り取ってニュースで流すのは
彼女が終始感情的に泣いていたように視聴者に誤解を与えてしまって良く無い。
こういうの、実験の切り貼りとどう違うの?

30歳と言う年齢にしては可愛らしい人で、
成功が報じられた時にはそこが良い方向にクローズアップされたが、
話し方も含めて、今回のような場面ではどうしても幼稚に見えてしまう。
個性だから仕方無いだろうけど、そこはちょっと残念。
幼稚に見えると、それだけで信頼性を疑われてしまいかねない。

現場の研究者では無いんで何も分からないけど、
疑う理由も明確では無いんで、出来るならば信じてあげたい。

オヤジ達の変な見栄とか利害とかも絡んで、おかしな障害もあるようだけど、
ちゃんと実験を続けて、STAP細胞の存在を実証し、
有用性を高めて行ってもらいたい。
考えるべきはそう言う方向なんじゃないのかな。
PR

【2014/04/10 (木) 04:21】 | 日常
トラックバック() | コメント(1)

STAP細胞再現なるか?
スクリーントーン
お久しぶりです^^

>論文がマズかったとしても・・・何か違うと思う。
◎理研は『世界に恥をさらす変な論文を書いた小保方さんは捏造扱いでクビにしますから、特定国立研究開発法人に指定して下さい』と言いたかったのでしょう。
理研(特に笹井さん)の責任も重大なのに・・・

>訂正して、ちゃんとしたものを出し直せば良い事なんじゃないの?
◎近頃は、特許申請とか投稿を秒単位で競っているので、取りあえず何か貼っておいて後で訂正しようみたいな・・・結果場所取り的行為はNGのようです。

でも確かにヒドイ論文です。
Nature論文ではキメラマウスでTCR再構成(=T細胞専用の配列になっていること)を確認していないのだから、突っ込みどころ満載。

そもそもSTAP幹細胞にはこのTCR再構成がなかった(=T細胞で作ったはずのSTAP幹細胞が他のモノからできていた)のだから、とりあえず破綻してます。

蝋で作った蝋人形を調べてみたら大理石でできてました・・・みたいな。

それでもインチキとばかりは言えない不思議な現象もあるので調べてみたいと言うのが笹井さんの考え。

一番いいのは、小保方さんの再調査で『捏造とは言えない』となり研究続行、それとは別にコツを教えてもらって丹羽さんのSTAP細胞再現。
そうすればSTAP細胞は小保方さんの手柄になるらしいので、そうなればいいな・・・とは思いますが。

胎児(になる細胞塊)をバラして作るESを、ただの細胞で代用品が作れれば、再生医療は大きく飛躍するので^^

科学解説経験者(ど素人向け)として一応理系的感想を書き込ませていただきました。長文ですみません。


コメントを閉じる▲
コメント
この記事へのコメント
STAP細胞再現なるか?
お久しぶりです^^

>論文がマズかったとしても・・・何か違うと思う。
◎理研は『世界に恥をさらす変な論文を書いた小保方さんは捏造扱いでクビにしますから、特定国立研究開発法人に指定して下さい』と言いたかったのでしょう。
理研(特に笹井さん)の責任も重大なのに・・・

>訂正して、ちゃんとしたものを出し直せば良い事なんじゃないの?
◎近頃は、特許申請とか投稿を秒単位で競っているので、取りあえず何か貼っておいて後で訂正しようみたいな・・・結果場所取り的行為はNGのようです。

でも確かにヒドイ論文です。
Nature論文ではキメラマウスでTCR再構成(=T細胞専用の配列になっていること)を確認していないのだから、突っ込みどころ満載。

そもそもSTAP幹細胞にはこのTCR再構成がなかった(=T細胞で作ったはずのSTAP幹細胞が他のモノからできていた)のだから、とりあえず破綻してます。

蝋で作った蝋人形を調べてみたら大理石でできてました・・・みたいな。

それでもインチキとばかりは言えない不思議な現象もあるので調べてみたいと言うのが笹井さんの考え。

一番いいのは、小保方さんの再調査で『捏造とは言えない』となり研究続行、それとは別にコツを教えてもらって丹羽さんのSTAP細胞再現。
そうすればSTAP細胞は小保方さんの手柄になるらしいので、そうなればいいな・・・とは思いますが。

胎児(になる細胞塊)をバラして作るESを、ただの細胞で代用品が作れれば、再生医療は大きく飛躍するので^^

科学解説経験者(ど素人向け)として一応理系的感想を書き込ませていただきました。長文ですみません。
2014/04/21(月) 16:32 |   | スクリーントーン #53499bebaa[編集]
[管理者用 返信]
こんにちは!
丁寧な解説をありがとうございました。
誰に一番の責任があるかと言えば、やはり小保方さんなのでしょうが、理化学研究所の責任者や他の研究者の方々にも相応の責任はあるでしょうし、「Nature」誌も、そんな雑な出来具合の論文を掲載しちゃってた、って事なのですね。う、う〜ん...、何でこんな事になっちゃったんだろう?化学の世界の人達って...??? 先日は何かのTV番組で、東大出身のポストドクターが困窮生活を送ってる様子が紹介されていました。ご指摘の「法人指定」の件も含めて、お金が絡むと、途端に方向性を見失ってしまうような。
専門外の人間としてはニュースを見ても研究そのものに付いては分からない事だらけなので、一般的な人間関係から見てしまいます。理化学研究所の人達、対外的に自分のところの研究者を少しは気遣っても良さそうなもんじゃないかな、と思ってしまいました。ここの上司をこの後信頼出来るかどうか...。それでも小保方さんは理研に戻る方向性を断ち切れない、難しい状況なんですね。
では、またね!
2014/04/21(月) 17:00 | たまいまきこ

コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック