忍者ブログ
マンガ家Mの日常
少子化対策の一環として、東京都は、
18歳以下の子供がいる家庭に、所得制限無しで、一律5000円を毎月支給する。
まだ準備段階で、決定ではないらしいけど。

確かに、幾らかでも支給されれば有難いけど、
正直、5000円で何かが変わるとは全く思えない。
ましてや、所得制限無しって…。

東京都は、それなりに裕福な家庭も多い。
ブランドものの犬に毎月何万円もかけてたりする。
学習塾、英語教室、ピアノ、バレエ、サッカーだ何だと
子供達への教育費も大金を注ぎ込んでいる。
そんな家庭に5000円渡しても、一晩、晩御飯にちょっと良いお肉を食べて終わり。

それより、本当に困っている家庭に差し向けるのが「福祉」ではないだろうか。
そのような家庭のケアをする為の専門的な人員が無くて、
雑にお金をバラ撒いているだけでは、ただの浪費と大差無い。
そんな事で血税を流してしまって良いのだろうか。


かつて中国では、ひとりっ子政策で、家庭に子供が1人だった為、
親がその子1人に手間暇とお金を注いで、
それで子供達は「小皇帝」と言われる、我儘な育ち方をしてしまった。
今の日本はそれに類推する状況に陥っている。

子供に高い教育を受けさせて、学歴を付け、良い職に就かせ、将来安泰を目指す。
教育費がバカ高くなるし、手間もかかるから、大勢の子供の面倒は見られなくて、
1人か2人で納めてしまおうとなる。

社会不安と、
その前に、バブル期を通り過ごして、贅沢な世界を知ってしまって、
そこから生活水準を下げられなくなった。
戦後の昭和の時代には戻れない。
各家庭、もっともっとお金が必要。

ミクロの視点で良い生活を求める事で、
マクロの良い生活が窮地に追いやられている。
それが人間の性だから。
PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック