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マンガ家Mの日常
何日か前、facebookで
「ワーママは欲張りなのか?」といった議論についての記事が載っていた。
今時のよくある議論。
同じ事があちこちで、幾度も語られている。

夫の収入だけでは厳しいので、妻も仕事に出たい。
でも、育児との両立は難しい。
働けないと収入が十分ではないから、次の子供は作れない。

いくつかのチェック項目がある。

夫の収入だけでは家族は生きていけないのか?
おそらくそうではなくて、
子供に塾やら英会話やら習い事やらさせて、大学まで行かせたい。
世界に羽ばたける人材になれるよう、出来れば海外留学もさせたい。
親の偏差値が53なのに、子供の偏差値を65にしようと思ったら、
そりゃあ、莫大なお金が必要になる。


妻は、働きたいのか?
それはただ収入を得る為だけなのか、
有能で、目標とする何かがあるのか、
社会貢献したいのか。
それとも、夫の収入が十分であれば、働かなくても良いのか。

主夫はありなのか。

育児はどうするのか。


結局、今、政府が押し出そうとしている少子化対策も、全てはお金。
お金、お金、お金。
子育て世代にお金を少しずつ渡せば、子供は増えるのか?
高齢者の医療費を犠牲にしてまで。

統計を取ったわけではないから、正確な事は言えないけど、
裕福な家庭だからって、子沢山ってわけでは全く無い。
むしろ、そこそこ裕福な家庭では、両親が仕事に埋没しているから、
家庭や子育てに、必ずしも関心が高いわけでは無い。
裕福で、家庭円満で、子育ても順調なんてのは、ごく少数だと思う。


最近、ネットニュースに出ていたエッセイマンガのようなものが少し気になった。
「主婦は贅沢だ。」と。

久しぶりに出会った友人同士、片方は専業主婦、片方は独身キャリア。
独身キャリアは最初主婦の愚痴を聞いてやってるが、
「主婦は贅沢だ。」と切り返す。
結婚して、夫と子供がいて幸せなのに、自己実現やら美意識やら言い出しては、
周囲と比べて足りない所を見つけ出し、不幸だと嘆いている、
といった内容。

要するに、
現代の女性は、あまりにも多くを求め、また、世間からそう求められている、
或いは、求められていると思い込んでいる。
情報過多で、パーフェクトな女性像を追い求め過ぎている。


個人的には、
女性も男性も、仕事と家事の両方を平等にするのが良いと思う。
そうでなければ、1人の人間として生きていけない。
ただ、もしそうするならば、
夫にパリキャリの高給取りであるのを望むのを控えるとか、
子育ては多少ざっくばらんにするとか、
両親や義両親の近くに(嫌でも)住んで、色々頼るとか、
それなりに妥協も必要。

facebookのコメントでも、
「ご自身の容量の範囲でやるように。」
というのがあった。

贅沢も貪欲も、それ自体は悪い事ではないけれど、
他人を犠牲にするものであってはいけない。
自分を追い詰めてまで求めるものでもない。
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