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マンガ家Mの日常
全世界を揺るがす問題。
イスラム国は日本人2名を拉致して、
日本政府に対して、ふたりの命を救う為に2億ドル支払うよう要求している。
交渉期限は過ぎたけど、その後の情報は入って来ていない。

大人が自分の意思で行動した結果招いた事態なので、
日本政府が国民の税金から2億ドル、約240億円を出してまでして
彼らを救う必要があるのか、という意見はもっとも。
でも、誰であれ殺人は許されるものではないので、
助けられる命なら助けてあげて欲しいと思う。
日本政府総動員で救出策を検討している。

2億ドルという金額はともかくとしても、
政府の要人が動いているだけで、既にかなりの大金が使われている。
またこの間、他の重要案件は後回しにされている。
人命には代え難い、それも確か。

なのだけど、ふと考えてしまう。

親に虐待されて、無残に散った幼い命、
重病なのに、経済的理由から十分な治療を受けられず散った命、
そうした人々に対して、政府はどれだけの支援をしてくれていたのだろう?

どちらもかけがえの無い命なのでは無かったか?

今回拉致された日本人の救出交渉がどうなるか、
これはふたりの命だけの問題では無く、
国家間を揺るがすテロリズムとの戦いで、
この交渉の行方次第ではもっと大きな被害にも繋がりかねない。
だから政府も尽力する。

それは分かる。

でも、ほんの少しの支援で救われたかもしれない弱く幼い多くの命を思うと、
不公平、不条理ではないかと思わずにいられない。
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