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マンガ家Mの日常
結婚式と違って、葬儀は計画が立てられない。
23日の昼に父が息を引き取り、義妹からメールを受けた。
それから弟夫婦で急ぎ葬儀の手配をして、
夕方、再び義妹からのメールで、通夜と葬儀の場所と日時を告げられた。

通夜はよく24日夜の7時からなので、
何とかそれに間に合うよう新幹線に乗って行ったが、
午前中のうちに、納棺の儀なるものがあって、
病院から一旦弟夫婦の家に父を運んで、暫く安置する時間があった。
通夜の後でもらった葬儀次第のプリントで、そういう手順を知った。
だったら、もっと早く、23日の午後のうちに向かうべきだったかもしれないが、
いても、する事が無いし、
あまり長居をすると、かえって義妹に面倒をかけてしまいそうだったので、
滞在時間を切り詰める事にした。

納棺の儀。
仏様も一度自宅に戻って一安心、という事なんだろうか。
母が亡くなったのが、もう28年も前になるので、
葬儀の次第など、すっかり忘れていた。
近親者の葬儀なんて、一生に何回もあるものでも無いし。

通夜が済んで、翌日午前11時から葬儀、その後収骨。
葬儀の前の打ち合わせや親族の集合写真の撮影が1時間前から始まっていたのを、
プリントを確認せずに、知らずに着いたのは、前に書いた通り。

母の葬儀の時、収骨が昼過ぎには終了していたように記憶していたので、
その日の夕方の新幹線で帰るよう、往復割引を購入していた。
ところが、最近では、収骨の後にお寺に移動して初七日まで済ませるんだとか。
そこまで行ってたら、最終の新幹線に間に合わなくなる。
往復割引は指定日が決まっていて、変更出来ない。
初七日はパスするしかなかった。

喪主は通夜と葬儀の丸2日間、一日中忙しい。
前日からの手配を含めると3日間。
親族も、亡くなった当日の夕方に連絡を受けて、次の日通夜に向かう。
親族も慌ただしい。

もっとちゃんと準備が出来るよう、
仏様を何日か霊安室に置いておくとか出来ないもんだろうか。

でも、そういう余分な時間があると、遺族は色々考えてしまって、辛くなる。
忙しくて無我夢中になるくらいが良いのだろうか。
親族や関係者も、予定云々ではなく、何を置いても駆けつけるくらいの
気持ちと立場の人達だけが来れば良いのだろう。

葬儀は、結婚よりも、勢いが大事。

伊丹十三の映画のようなゴタゴタとは縁が無かった。
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