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マンガ家Mの日常
作家の杉本苑子先生の訃報。

学生時代によく読んでいました。
高校から大学にかけて、純文学的なものを読んでおこうと、
井上靖、五木寛之、古井由吉といった、
聞き覚えのある名前の作家から手をつけて文庫を選んでいました。

少し違う作家も開拓しようと思い、書店で探す中、
杉本苑子先生の文章に惹かれ、何冊か続けて読みました。

その後暫く、仕事の関連もあって、ミステリーに流れてしまい、
日本作家の小説から遠のいていました。
封建時代の日本の歴史小説のウェットな面が少し重荷だったのかもしれない。

今読んだら、どう感じるのだろう。

作家業に全力を注ぎ、生涯独身でおられたとか。
見事な人生。

偉業に敬意を評しつつ、
ご冥福をお祈り申し上げます。

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