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マンガ家Mの日常
TVのニュースやワイドショー等を見ても、
前回書いたような説は、未だに何処からも聞かれない。

キャスターやコメンテーターの人達、
何か余計な事を言って、炎上騒ぎになるのを避けたいのだろう。
ある種の意見の封殺現象。

振袖が届かない状態で、スーツで式典に参加した新成人もいた。
それこそが大人の対応というもの。

今回の事件の後、成人式のやり直しや写真撮影を、
無償、若しくは割引でのサービス提供の申し出が相次いだ。
成人式の日に振袖を着て、晴れ姿を記念に収めたいというのは結構な事。
ただ、今ここで大騒ぎしている人は、どうせまた
大学の卒業式で振袖か袴を着込んで、
入社式ではリクルートスーツを着込んで、
結婚式でもまた沢山お色直し。
その他にも、何やかやのイベント毎に大騒ぎするタイプ。
赤の他人がいちいちフォローしてやるもんでは無い。

そのうち、大騒ぎして結婚して、次は出産、次は仕事復帰、次は子供の教育、と、
周囲の価値観に同調する形で、次々欲求を満たしていかなければ気が済まなくなる。
何事につけ、自分が完璧なヒロインでなければ許せない。
欲求が満たされない場合には、国家に責任を押し付けたり、
気持ちのバランスを崩したりしていく。

豊かな時代の弊害。

人は時に、不足を受け入れねばならない。
不足を納得するのも、勇気の一つの形だと思う。
足るを知る、という事。
今あるものに感謝する。
そこから心の豊かさが生まれる。





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