仕事休んでの読書。
読書っていっても、毎回お馴染みのジェフリー・ディーヴァー作品。
そろそろ文庫は読み切っちゃうかも。
少し前の作品で、リンカーン・ライムシリーズのスピンオフ。
なので、物語構成や捜査の流れのイメージがわかっているので、読み易かった。
文書検査士のパーカー・キンケイドが脅迫状に隠された謎を紐解く。
勿論最後は事件解決に至る訳なんだけど、若干の伏線が残してあるようで、
ジェフリー・ディーヴァー自身も、続編を書くつもりでいるらしい。
でも、随分間が空いちゃってる。
他の作品で忙しいからね。
筆跡鑑定というよりは、文章の構成等から人物像を探る感じ。
かなりマニアックな捜査になる。
その為か、キンケイドの活躍場面はやや限定的かも。
ジェフリー・ディーヴァーの作品にはまるのは、読んでいて心地良いからで、
それは、科学的捜査を元に、そこから人間力を発揮した読みがあるから。
捜査で出て来た証拠をどう読み解くか、そこがしっかり描かれている。
単に、科学的証拠でカタを付けてしまえる訳では無い。
犯人の人物像にどう迫って行くか、その為には、人間観察が根本にある。
最近流行りの脳科学だとか、
バラエティ番組で扱われると誇張されてしまうようではあるけど、
何か、結論の導き方が安直なようで、ウンザリさせられる事がある。
ネット関連やら新書やらでは、そう言う情報が溢れている。
確かに科学的な考察であるんだろうけど、決めつけ方が乱暴。
人の心理って、そこまで単純には測れないよね。
それに比べて、ジェフリー・ディーヴァー作品は、人物描写が奥深い。
脳科学よりもずっと納得がいく。
後書等を読むと、
構成の段階だけで、10数回直しをするらしい。
直しをし過ぎると、勢いが削がれて、全体がまとまりよくなり過ぎて
平板になってしまうような危険性もあるので、
作家の全員にとってそのやり方が良いかどうかは何とも言い難いのだけど、
やはりミステリーでは構成は命綱。
パズルが全て上手く当てはまる、そこに爽快感がある。
勿論、ディーヴァー作品だから、ドラマが平板になったりもしていない。
作家の端くれとして、こういう丁寧な作品作りが出来れば、と思う。
でも1作にそんなに時間かけてたら、コストパフォーマンスが成り立たないね、
少なくとも現状では。
読書っていっても、毎回お馴染みのジェフリー・ディーヴァー作品。
そろそろ文庫は読み切っちゃうかも。
少し前の作品で、リンカーン・ライムシリーズのスピンオフ。
なので、物語構成や捜査の流れのイメージがわかっているので、読み易かった。
文書検査士のパーカー・キンケイドが脅迫状に隠された謎を紐解く。
勿論最後は事件解決に至る訳なんだけど、若干の伏線が残してあるようで、
ジェフリー・ディーヴァー自身も、続編を書くつもりでいるらしい。
でも、随分間が空いちゃってる。
他の作品で忙しいからね。
筆跡鑑定というよりは、文章の構成等から人物像を探る感じ。
かなりマニアックな捜査になる。
その為か、キンケイドの活躍場面はやや限定的かも。
ジェフリー・ディーヴァーの作品にはまるのは、読んでいて心地良いからで、
それは、科学的捜査を元に、そこから人間力を発揮した読みがあるから。
捜査で出て来た証拠をどう読み解くか、そこがしっかり描かれている。
単に、科学的証拠でカタを付けてしまえる訳では無い。
犯人の人物像にどう迫って行くか、その為には、人間観察が根本にある。
最近流行りの脳科学だとか、
バラエティ番組で扱われると誇張されてしまうようではあるけど、
何か、結論の導き方が安直なようで、ウンザリさせられる事がある。
ネット関連やら新書やらでは、そう言う情報が溢れている。
確かに科学的な考察であるんだろうけど、決めつけ方が乱暴。
人の心理って、そこまで単純には測れないよね。
それに比べて、ジェフリー・ディーヴァー作品は、人物描写が奥深い。
脳科学よりもずっと納得がいく。
後書等を読むと、
構成の段階だけで、10数回直しをするらしい。
直しをし過ぎると、勢いが削がれて、全体がまとまりよくなり過ぎて
平板になってしまうような危険性もあるので、
作家の全員にとってそのやり方が良いかどうかは何とも言い難いのだけど、
やはりミステリーでは構成は命綱。
パズルが全て上手く当てはまる、そこに爽快感がある。
勿論、ディーヴァー作品だから、ドラマが平板になったりもしていない。
作家の端くれとして、こういう丁寧な作品作りが出来れば、と思う。
でも1作にそんなに時間かけてたら、コストパフォーマンスが成り立たないね、
少なくとも現状では。
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