忍者ブログ
マンガ家Mの日常
先日、買い物帰りにフラリと悪魔の巣窟に立ち寄った。

生まれて間もないフワッフワヘアーの小さくて可愛い子犬子猫達が
あどけない仕草と濡れたつぶらな黒目がちの瞳で見る者を誘惑している。
見る者全ての心を支配し堕落させる、悪魔の手先め!

なんたらかんたら言うブランドの犬やら猫やら、
うん十万円するのが大勢売られている。
本当の犬猫好きなら雑種でも何でも良い筈だと思うのだが、
可愛いブランド犬猫がペットショップで売られてゆく。

ふと見ると、レジよりのケースに、やや育ったミニチュアダックスがいた。
店員さんとお客さんがケースの前で話していたので、近くには寄れず
表示がよくは見えなかったのだけど、その犬はどこかからの保護犬とかで、
改めて引き取ってくれる飼い主を探しているらしい。
シェルターみたいに只なのかな?

一応由緒正しいブランド犬だけど、既に育ちきってるし、
何かの事情があってか、やや毛艶や良くなくて襟足が傷んでいる。
後ろ足かどこか悪いところがあって、あまりしっかりとは歩けていないらしい。
性格は大人しくて人懐こい良い子だそうだ。

次々無理な繁殖をさせて、身体や知能の弱い犬猫を作り出したり、
育ってしまって売れない犬猫を業者に処分させたり、
飼い主の方も、面倒になって飼育を放棄したり、
色々嫌な現実がペットブームにはまかり通っている。

そんな中で、ペットショップがたった1匹からでも
保護犬を世話しようとするのは、とても大事な取り組みだと思う。

その犬がその後どうなったかはまだ分からない。
でも、こうした取り組みが身を結んでくれたらと願う。



PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック