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マンガ家Mの日常
昨年のU2ツアーで会ったミッシェル。
以前このブログで少し触れた。
マイアミ出身の典型的なアメリカンガールタイプの明るい美人。

ミッシェルにはそこそこいい年になる息子がいる。
彼は一時期ドラッグ中毒になって、リハビリ施設に入っていた。
無事退所したのだけど、このところ体調が悪く、入院したらしい。
ミッシェルのフェイスブックの投稿を全部読んでいる訳ではないので、
その後彼がどの程度回復したのかは分からない。

彼には妻と幼い子供がいる。
正式に結婚しているのかどうかは不明。

彼女は子供の祖母にあたるミッシェルに、子供を会わせようとしないらしい。
彼のドラッグの問題が関係しているのだろうか。
彼女の言い分は分からない。
ミッシェルは法的措置も検討しているらしいけど、
祖母の立場ではどうなるものでもないだろう。

ミッシェルは社交的で親切で、人好きのするタイプ。
一緒にいると安心出来る。

でも、同年代の友人としては素敵な人だけど、
母親としてはどうなんだろうかと、ちょっと考えてしまう。

バーテンダーという仕事柄、セクシーな服装、雰囲気に慣れている。
コンサートが好きで、U2の他にもいくつか行っているらしい。

家族が安定している時であれば、楽しくて素敵な母親だと思えるのだけど、
息子が不安定な状態なのだとしたら、
多少物分りが良くなくても、保守的な母親の方が、
息子としては、内心では安心して頼れるのではないだろうか。


自分自身を振り返ってみた時、
これだけあちこちに旅行やコンサートで行くのは、
家族がいない事の埋め合わせでもある。
家族と過ごす時間を持てなかった分、他の体験で人生を彩る必要がある。


母が生前言っていた。
仕事をして、家族を持っていたら、趣味は諦めなければならない、と。
すべての趣味を諦める必要は無くて、母も読書やピアノ演奏を楽しんでいた。
でも、やはり、趣味にかける時間は限られる。

母を見て育って、そういうものだと理解していた。

家庭の事情は家庭ごとに異なる。

とは言え、子供の為には、先ずは親が安定した生活を保っている事が肝心。


母親らしく、という固定観念は良くないだろうけど、
子供を持って、親になったら、手放さなければならないものもある。
生活の軸を子供の側に置く必要がある。

自分自身が望む姿でいることは大事だけど、
子どもが望む母親の姿でいる時間がもっと必要だったのではないだろうか。

ミッシェルはどう考えるだろうか。

ミッシェルの時間は戻せないけれど。



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