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マンガ家Mの日常
「妻のトリセツ」という本がこのところまた注目されている。

女性の脳と男性の脳の違いから生じる、
相互理解の難しさについて説かれた内容らしい。

随分前にTVのバラエティ番組で作者の方が出演されていて、
その時はそれなりに面白く聞いていたが、
のんびりしたバラエティ番組の範疇で語られる程度ならともかく、
「脳」を振り回して、あたかも正論のように語られると、抵抗を覚える。
脳科学というジャンルでさえ、まだまだあやふやだと言うのに。

性差で統計を取ったところで、所詮統計に過ぎず、
全ての人に当てはまるわけではない。
アメリカの大統領選で共和党が勝ったところで、
アメリカ国民全員が共和党支持者って事にはならない。

この本を話題にする時、取り上げられるテーマが、共感について。
妻が夫に悩み事を話す時、それは単に共感して慰めて欲しいだけであって、
解決策を求めてはおらず、むしろ、解決策を提示されると、
上から目線にムカつく、といった説明。

そういう女性もいるであろう事は否定しない。
解決する気もない悩み事をダラダラ喋りたい女性も確かにいる。

でも、そんなのはお互いに時間の無駄。
ひと通り話を聞いて貰って、その上で解決策を提示してくれるのが良い。
少なくとも、信頼出来る友人達はそのように対応してくれる。
相手は女性も男性もいる。

生返事で共感しているフリだけされたら、一番気分悪い。
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