韓国人女性DJが日本のフェスで観客に胸を触られた事件。
ネットでまだまだ話題になっている。

論調の方向性としては概ね定まっているように思う。
触ったのは「犯罪」行為で、100%加害者に非がある。
その上で、女性DJが露出した服装で無防備に観客に近づいたのも疑問視される。

露出した服を着ていようが、それは個人の自由だけど、
性的興奮を刺激するようだと、その人自身が「犯罪」に巻き込まれる可能性が高まる。
誰が良い悪いではなく、「犯罪」被害に遭ってからでは遅いので、
やはり、ご本人も少し考えるべきではないかと思われる。

（あの露出した服装で観客に近づいたら、触られても仕方ない。）という本音を、
多くの人達は、常識と理性で、正しく押さえ込んでいる。

女性DJは、露出した服装が好きだと語っている。
その点について、倉田真由美先生は、女性DJが
「服装について他人に解釈されたくない。」と言うのは無理があると指摘している。

財布を置いておいたとしても、勝手に取って良い事にはならない、という理屈と
並行して語るコメンテーターもいる。
確かにそうだけど、現金を放置していたら、盗まれるリスクは当然高まる。
ビーチで水着を着ていたら、という理屈もあった。
ただし、ビーチでの水着はTPOに適っているので、他の場所での露出とは別だと思う。


残念ながら、犯罪は何処でも起こり得る。
犯罪は犯罪として裁けば良いが、
深刻な被害に遭ってしまったら、
犯罪者をどう罰したところで、被害者の人生は取り返しがつかない。
リスク管理の視点は、個人であれ、団体のイベントであれ、重要。