その後、Wのフォローもあって、ボチボチとバトルは続けられている。
概ね、W、S、Nの３人とのパーティーは平和。
たまにYが途中から来るので、その時だけちょっと緊張する。
Yが来たら、その辺りで帰宅する。

WがグループLINEを見せて来た。
日本語はカタコトで、LINEに私の名前が出たので気にかかったようだった。
どうやらKが私の悪口を書き込んでいる。
そんな事をして何になるのだろう。

Kはバトルに参加せず、批判ばかり繰り返している。
本来、バトルの為のグループなのに。

その事をWと話したら、
「嫉妬しているのだろう。」との話だった。

後で少し考えてみた。
グループLINEで、Kは居丈高な物言いをする事がある。
以前、Nが、とある施設の付近で、タスクに従ってスキャンしていたら、
近辺警護の警官に職務質問された。
同じ場所で、私も似たような経験があったので、状況はわかる。
職質と言っても、特に厳しいものではない。
NがそれをグループLINEで書き込んだら、
Kは「忠告です。」と言って、Nをたしなめて来た。
KはNと殆ど会った事が無いし、
何と言っても、NはおそらくKより一回りくらい歳上で、
会社でそれなりの地位の仕事に就いている。
そういう人に対して「忠告」などという言い方は失礼なように感じた。

Kがそういう物言いをしたがるのは、
グループ内で重要人物だと思われたいからだと見える。
地元に代々住んでいて、地主的な自負もあるのだろう。
でも、これまでの他の人達の反応を見る限り、誰もKに注意を払っていない。
利己的な人達が、役に立たない人を尊重する筈もないのだ。
Kの、愚かな空威張り。


グループから外れて、気楽になれて良かったけど、
ある意味、人間観察としては興味深く、
それを眺められないのはちょっと惜しかったかもしれない。


グループLINEで徹底的に議論したら、
Kを叩きのめして恥をかかせる事になるから、控えてあげたのに。
そういう思いやりには永遠に気付けないんだろうな。