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マンガ家Mの日常
原稿が上がるのを待ってたら会期が終わってしまうので、
昨日、もうこの日しか無いと思い、行って来ました。

金曜日は夜7時まで開館しているそうで、夜間狙いで、
午後ゆっくりめの時間帯にウチを出て、先に渋谷Bunkamuraの
「ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館展」に行って来ました。
会場は程よく空いている。
これなら「キトラ古墳壁画」も大丈夫かと思って上野へ向かったところ、
こっちはとんでもない事になっていました。

チケット売り場の前に、待ち時間の案内が出ていて、
外で60分待ち、入場してから壁画まで30分待ち...。
うひゃ、でも、仕方無い。

入り口前には長蛇の列。
朝の開館前からずっと人が並んでたんだって。
今でこれだから、GW期間中はどんなだったんだろう。

夕方少し風が冷たくなってきたものの、幸い良いお天気だったので、
上野の新緑の樹々を眺めながら待つのは思った程苦痛では無かった。

60分よりは僅かに短いくらいのところで何とか入場。
会場内には出土品等も少し展示してあったのだけど、
そこをスルーすれば早く壁画に辿り着けるそうなので、
サッサと壁画の列に並ぶ。

列から垣間見える壁画。
あれっ、こんだけ?
玄武、白虎、朱雀、青龍の4つと、
子丑寅(寅のみ複製)の霞んで判別も出来ないようなのがあった。
全部、思ってたより遥かにちっちゃい。

いつもながら、係員が、歩きながら鑑賞するよう言って来る。
おいおい、90分待たせてそれかよ。

朱雀は岩から染み出た水分で見えづらくなっていたけど、
どれもしっかり原型を保っていて、繊細で美しい線が見て取れた。
当然ながら、当時の一流絵師の手によるもの。
7〜8世紀頃、飛鳥時代の絵が今見られるというのは感慨深い。
玄武と朱雀のふたつと、白虎とではやや作風が違うように見える。
違う絵師が描いたんだろうか。

列はそのまま出口に直結されていて、二度見出来ないようになっていた。
ケチね。
出口付近には高松塚古墳の壁画の複製プリントが展示してあった。
こっちも思いの外小さい。 人物像は縦30cmくらい。
発掘してから随分劣化させてしまったそうで、
当時知識が乏しかったとは言え、なんか悲しいね。

図録とスタンプを購入。
この図録だけでも結構見応えありそう。

外に出ると、やはり夜間狙いの人達で入場待ちの列は更に伸びていて、
外で70分待ち、中で30分待ち、となっていた。


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