ネタバレ注意
ジェフリー・ディーヴァーのノンシリーズ作品。
映画「メメント」でよく知られるようになった手法、
エピソードを逆行させる構成。
娘を誘拐されたガブリエラは、誘拐犯から、40万ドルという大金と、
正体不明の書類オクトーバー・リストを要求される。
若い頃のジョージ・クルーニー似のイケメン、ダニエルが助力する。
ところが...!
エピソードが逆行して進んでも、なかなか全容は見えて来ない。
(逆行を利用した、細かい驚きを見せるエピソードが面白い。)
ところが、終盤になって、
エピソードが遡るに従って、謎が解けてくる。
ガブリエラを助けようとしていたダニエルの正体。
そして、事件の組み立て。
ガブリエラは囮捜査を得意とする優秀な刑事で、
犯罪組織の中心メンバーであるダニエルとその仲間を逮捕すべく、
娘を誘拐された母親というドラマを仕立てて、絶妙な罠を仕掛けたのだった。
そこで、視界が開けたように、本の冒頭の展開の意味が分かる。
これでエピソードは終わりなのか?と不安に思わされていたが、
顛末は明らか。
で、
やはりディーヴァー。
もう一つのどんでん返しをちゃんと用意している。
ガブリエラは刑事として働く一方で、ギャングとも繋がっていた。
表向き運輸業を営むギャングのボスのカルパンコフは、
元々、刑事だったガブリエラの父親と繋がっていた。
父親は味方の誤射で命を落とした事もあって、
ガブリエラは警察組織に完全な忠誠を誓っていたわけではなかった。
カルパンコフの部下の娘がサディストのダニエルに酷い虐待を受け、
復讐の為に、ダニエル殺害とその組織の摘発をガブリエラに依頼したのだった。
警察の同僚達も、実のところ、ガブリエラの裏を警戒している。
ガブリエラもまた、安泰ではない。
さすが、ディーヴァー。構成にそつが無い。
こういうの、一気読みして、更に読み返すと、二度楽しめる。
なかなか繰り返しては読んでいられないけどね。
他にもまだ、買ってから読めていないディーヴァーの本があるし。
ジェフリー・ディーヴァーのノンシリーズ作品。
映画「メメント」でよく知られるようになった手法、
エピソードを逆行させる構成。
娘を誘拐されたガブリエラは、誘拐犯から、40万ドルという大金と、
正体不明の書類オクトーバー・リストを要求される。
若い頃のジョージ・クルーニー似のイケメン、ダニエルが助力する。
ところが...!
エピソードが逆行して進んでも、なかなか全容は見えて来ない。
(逆行を利用した、細かい驚きを見せるエピソードが面白い。)
ところが、終盤になって、
エピソードが遡るに従って、謎が解けてくる。
ガブリエラを助けようとしていたダニエルの正体。
そして、事件の組み立て。
ガブリエラは囮捜査を得意とする優秀な刑事で、
犯罪組織の中心メンバーであるダニエルとその仲間を逮捕すべく、
娘を誘拐された母親というドラマを仕立てて、絶妙な罠を仕掛けたのだった。
そこで、視界が開けたように、本の冒頭の展開の意味が分かる。
これでエピソードは終わりなのか?と不安に思わされていたが、
顛末は明らか。
で、
やはりディーヴァー。
もう一つのどんでん返しをちゃんと用意している。
ガブリエラは刑事として働く一方で、ギャングとも繋がっていた。
表向き運輸業を営むギャングのボスのカルパンコフは、
元々、刑事だったガブリエラの父親と繋がっていた。
父親は味方の誤射で命を落とした事もあって、
ガブリエラは警察組織に完全な忠誠を誓っていたわけではなかった。
カルパンコフの部下の娘がサディストのダニエルに酷い虐待を受け、
復讐の為に、ダニエル殺害とその組織の摘発をガブリエラに依頼したのだった。
警察の同僚達も、実のところ、ガブリエラの裏を警戒している。
ガブリエラもまた、安泰ではない。
さすが、ディーヴァー。構成にそつが無い。
こういうの、一気読みして、更に読み返すと、二度楽しめる。
なかなか繰り返しては読んでいられないけどね。
他にもまだ、買ってから読めていないディーヴァーの本があるし。
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