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マンガ家Mの日常
日本のコンサートでは大掛かりなフェスは別にして、
スタンディングの場合、チケットの整理番号順の入場となっている。

欧米では早い者順。
GAチケットのファンは早くからゲート前で列を作る。
U2のツアーの初日は、3日前からキャンプして待つファンが大勢いた。

普段はそこまではしない。
先頭になった人達がナンバーガイとしてボランティアで列をコントロールする。
大抵は前日の朝、ゲート前に位置取って、その後来た人達に整理番号を付け、
ノートに名前を書き込んでおく。
その後は夜と当日の朝の決まった時間と、開場2時間前のタイミングで点呼を取る。
この時ちゃんと来なかったら、番号は無効になる。
点呼の時間以外は自由に出来て、徹夜で並ぶような事もしなくて良い。
その代わり、ナンバーガイの数名は交代でずっとゲート前にいなくてはならない。

いつの頃からかこのシステムが定着して、会場のセキュリティも理解してくれている。
ただし、オフィシャルなシステムと言う訳ではないので、
イベントによっては会場側が異なるシステムを設定する事もたまにあるし、
状況を知らないファンの反発の声が時々聞かれる。

でも、ナンバーガイの人達は責任を持ってやってくれているし、
その場に来ていない身内の名前を滑り込ませるようなズルは絶対しない。
…日本の人達はそう言う事しがち、残念ながら。
ナンバーガイのシステムがあるおかげで、徹夜で並ぶような事はしなくて済むし、
会場側もファンの陣取りに煩わされずに済む。
ファン同士のチームワークが素晴らしい。
ツアー歴の長いファンが多いから成り立った。

(続く。)



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