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マンガ家Mの日常
旅の途中ですが。

沖縄県民の意思を無視して、辺野古埋め立てが強制執行され始めた事で、
アメリカの人達がネットで、埋め立て中止を求めてアメリカ政府に請願をまとめてる。
日本でも芸能人がツイートするなどして広まってきた。

一見、素晴らしい行動のように映るけど、なんか引っかかる。

アメリカの人達が言ってるのって、要するに、
美しい海を荒らすなって事で、
捕鯨反対、イルカ漁は残酷ってのと同じレベルの理屈に過ぎない。

米軍基地の問題って、根本は、日本の防衛政策でしょ。
防衛構想、日米安全保障条約、等々があっての、現在の基地の姿。
それを、海を荒らすな、の理屈だけで見るのは、あまりにも視野が狭い。

海を荒らさない事も大事。
でも、それで、日本の防衛政策に穴を開けても平気なの?
日本の平和は守られるの?
米軍基地を全部撤退させて、日本軍作るの?
どっちも無しにして、全くの無防備を覚悟するの?
アメリカの人達が騒ぐのって、日本への内政干渉ではないの?
日本の防衛政策を熟知した上で言ってるの?
だったら、防衛政策ダダ漏れで、とてつもなく恐ろしいよね。

芸能人が政治的発言するのも、人としての権利だから、
発言する事自体に反対するのはおかしい。
でも、発言の広がりが大きいのだから、影響力を考え、熟慮してから発言する責任がある。
中途半端な考えの発言で、大勢をミスリードしてはいけない。

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昨夜、パームデザートに移動。
車で1時間半。
少し内陸になるからなのか、若干寒いような気がする。
日中は暑くなるのかな。
前に来た時は感謝祭の頃だった筈。

ヴィラタイプで、基本自分達で生活する別荘スタイル。
アメリカのファミリー旅行は、そういうのが気楽で良いのかな。

前に来た時のホテルとも違うし、位置もよく分からない。
東京やNYみたいに、地下鉄で移動できるとか、すぐ近くにスーパーがあるとかなら良いけど、
どこに行くにも車が必要な距離。
今のフィリップの住居もなんだけど、敷地が柵で囲われてて、
車で出入りする時には鉄扉が開いたり閉まったり。
歩きの時でも鍵が必要だし、車の出入口と扉の場所が違ったりするので、
扉を探すところから始めなければならない。

毎回毎回、違う環境に慣れなければならないのが、地味にストレスになる。
生活の基礎から学習しなければならない。
そこのところが、フィリップには少し理解してもらえない。

ほぼ5年間会っていなかった。
どっちが別れの原因だったかはともかく、別れたのは別れたんだから、
それなりに気持ちの区切りを付けてきた。
何をどう考えていたのか、フィリップは非を認めて、やり直したいと言って来たけど、
そんなに簡単には気持ちを切り替えられない。
自宅では、お嬢さん用の部屋に泊まらせてもらってる事もあって、
流石にその部屋ではその気になるのもまずかったんだろう、何もしてこなかった。
簡単なハグ程度。
パームデザートに来てから、ようやく意を決したのか、
リビングのソファでキスして、求めて来た。
でも、まだ全然気持ちが追いつかないので、セックスはお預けにした。
なんだか、身体が馴染まない。
気持ちにも身体にも距離がある。

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今日の夕方から5泊の予定で、パームデザートに移動。
ホテルはキッチン付きの部屋なので、軽食くらいは作るのかな。
コロナでも気候は良いし、テニスもし放題だから、
わざわざリゾート地に行く必要も無いような気がするけど、そこは気分なのかな。

フィリップは常に交通渋滞を気にする。
LAではストレスらしい。
前夜のうちに荷物をまとめ、渋滞を避けるべく、朝方リバーサイドに移動して、
フィリップはお仕事。
私はリバーサイドの観光地区ミッション・インでゆるゆると観光。
夕方の早い時間に合流して、パームデザートに向かう予定。

ミッション・インの街はファミリー向けのクリスマスの飾り付けが可愛い。

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招待されてから、お土産のお菓子をツラツラと選び、
ついでに、3週間もいたら日本食も恋しくなるから、
フィリップのウチに炊飯器がまだあるか確認して、
お蕎麦にインスタントラーメン、釜飯の素、お餅に缶詰の粒あん、等々買い揃えた。
結構な荷物になった。

フィリップは日本食はそれなりに好きなようだけど、
苦手な食材が多数あったり、スパイシーなものが食べられなかったりと、色々面倒なので、
何を作るべきか迷う。
少し珍しそうにしていたが、栗ご飯は受け入れたようだった。
お米が用意されていたが、炊いてみると、カリフォルニア米らしく、パラパラしている。
日本のお米のもっちり感が欲しい。

昨日は気づかなかったけど、
10分程歩いたところにTrader Joe'sというスーパーマーケットがあるらしい。
そこに行ったか聞かれ、行っていないと答えた。
その後、エコバッグを渡された。
ずっとウチにいるなら、買い物くらいして来てね、という事だろうか。
一宿一飯の恩義。それも良かろう。

夕方、テニスの練習の帰り、駐車場に入って、そこで車の運転をするよう促された。
いや、大学時代に運転していて、免許はずっと更新してるけど、
東京に来てからハンドル握ってないんで、かれこれX X年運転から離れてるよ。
とりあえず、言われるがままに駐車場をふらふらと回った。
オートマだから、ゴーカートみたいなもんなので、まぁ、なんとかなる。

その後、公道に出るよう言われた。
えっ、国際運転免許持ってないから、違法じゃね?
運転歴が長いドライバーが付いていれば、ありなのか?
暗いし、どこにどういう標識があるかも分からない。
左右確認とか、人がいないかとか、久々の確認作業を思い出しながら、オタオタする。
自宅まで1kmもなかったくらいの道程を、ビクつきながらも走行完了。
日本とは逆車線だから、慣れない。

公共の交通機関が限られているので、カリフォルニアでは車は必需品。
運転出来るようになっとけって?

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夕方、フィリップの仕事終わりを待って、テニスのナイター練習。
こちらでは地元のスポーツセンターのテニスコートが使いたい放題。
東京だと、区民コートは予約の争奪戦だし、
コート代も高い所では1時間で2000円くらいかかるし、ナイターの照明代も取られる。
気楽にテニスを楽しむというわけにいかない。
そりゃあ、選手層の厚みも違って来るよね。

前日の練習の後、ラケットを車の中に置いておいたら、
フィリップがいつのまにかガットとグリップテープを張り替えていた。
前のガットはもう5年も前のものだから、テンションが下がってたんだろう。
自分じゃ分からない。

でも、フィリップが好意でやってくれたのは分かるけど、先に一言言って欲しかったよね。
見た目も変わって、なんだか、自分のラケットじゃないみたいなんだもん。

前日は乱打で、古いボールを使っていたので、バウンドがボールによって違って、
タイミングが合わなくて苦労した。
昨夜は新しいボールを出してくれたので、
バウンドの軌道が分かりやすくて、いくらか合わせられた。
でも、やはりガットが変わると、感触が違う。
テニスって、本当にデリケートなスポーツ。
錦織君やフェデラーは正確無比なプレーをするので、ボールやガットに極端にこだわる、
その姿が僅かながら理解出来たような。

フィリップは相変わらずテンションが高い。
ずっと合わせられるかどうかが不安。

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