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マンガ家Mの日常
今描いている原稿で、ハーレクイン8作目。
6作はコミックスで出て、1作は現況雑誌掲載のみなんで、
読み逃してしまった、という方もおられるかも?
出版社にコミックス刊行を皆で要請しましょう。

まぁ、ハーレクインの場合、契約の条項があって、
雑誌掲載作がコミックスになってもマンガ家に通常の印税は入って来ないんで、
経済的にはほとんど潤わない。
出版社にマンガ家への印税をもっと増やすよう皆で要請しましょう。

ハーレクインは基本本編枚数が125枚だから、8作で丁度1000枚になる。
実際はコミックスのカバー表裏と後書きがあるんで
ちょっとオーバーするけどね。

1000枚かぁ〜、って思うと、ちょっと気が遠くなる。
スタジオ構えて、レギュラーのアシスタントさん沢山雇って
ガンガン量産しているマンガ家さんにとっては
1000枚なんて言う程のものでも無かろうけど、
個人でひっそりとやってる身には、大きな区切り。


今の原稿が上がったら、ちょっと長めの休み取って、
溜まった映画をドシドシ見て、フランスに旅行にも行きたい。
ほったらかしになってた別の仕事の企画にも出来れば着手したい。
運動の時間を取って、少し身体を絞りたい。
BRはSONY使ってるんだけど、ケーブルの録画機はパナソニックで、
ダビングの仕方がちょっと違うもんで、よくわからなくて、
取扱説明書を見るヒマも無くて、録画したままほったらかしになってる
「BIG BANG THEORY」をダビングして、HDを軽くしたい。
ずっと楽しみにして、ゆっくり出来たら見ようと思っていた
「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」も既にシーズン3まで来てしまっている。

細かい事揚げてたらキリが無い。

ハーレクインの担当さんはGW明けには次の原作の候補を送ってくれるって
言って下さってる。
どうしよう。
中途半端に仕事抱えちゃうと、休んでも心が休まらない。

原作読むのは面倒だけど、ちょっとした楽しみもある。

このブログでは、基本他のマンガ家さんの作品については書かない。
勿論内心ではあれこれ思うけど、公には言わない。
以前とある編集さんと話してた時に、とあるマンガについて聞かれたが、
「意見する立場にありませんから。」と言って逃げた。
同業者の作品を公に批評するなんて良い気分しない。
スゴく好きな作品とかについては話したりもするんで、
話さないって事は、その作品に不満があるって事だとも言える。

でも、本音で言えば、偉そうに批評するのは楽しい。
だから、映画なんかに関しては思いっきり感想を書いちゃう。

で、ハーレクインの原作をもらうと、
そのうちのどれかを自分の名前でコミック化しなきゃなんない訳で、
やっぱ下手な作品は選べない。
マンガでなくても、他人の作品を批評するのって感じ悪かったりするんで、
言わなくて良いんなら言わずにいるんだけど、
最近は原作の選定が難しくなって来たんで、
自分の仕事だとして、ガッツリ批評するようになった。
勿論、ちゃんと読んで冷静に分析する。
理論的分析作業なんで、理屈好きには余計楽しい。
分析されるようでは、読者を引き込む力の無い作品だって言う事でもあるよね。

さんざっぱら分析と批評出来る愉悦の時を思い描き、
さぁ来い、って態勢。

でも、やっぱり休みは取らなきゃだわ。

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