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マンガ家Mの日常
不意にネットニュースにお知らせが現れた。

萩尾望都先生のSF作品を主体とした原画展が横手市の美術館で開催される。

少し前、関東近郊の何処かで開催されるというお知らせを見て、
是非行きたいと思っていたのだけど、その頃からなんだかコロナが怪しくなって、
ウカウカしている間に行きそびれた。
コロナ禍で開館していたのかなぁ。

まだまだコロナ禍は終息していないけど、
政府の蔓延防止も縮小されて、ボチボチ催し物とかに行っても良い感じかな。

SF原画展は2016年に武蔵野のどこかの美術館を皮切りに
全国各地を巡回していたとか。
そろそろ最後になるのかなぁ。
武蔵野でやっている時に行ければ良かったんだけど、
その時情報が無くて、知らずにいた。
惜しい事をした。
もう一度東京に戻って来てくれないかなぁ。

横手市へのルートをネットで検索。
日帰りはかなり厳しい。
1泊の小旅行になる。
新幹線代が結構かかる。
どうしよう。
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そりゃ、1年に1回の事だから、手順も何も覚えちゃいない。
領収書の類は大体同じ所にまとめて置いているから、行方知れずになりはしないけど、
それらを分類してまとめ直すところから始めなければならない。
それが形になると、何となく手順が見えて来る。

独立して、仕事を始めて、確定申告をするようになって、
ずっと書類に取り組んできた訳だけど、
最近はあちこちの会社がエコでペーパーレスとか調子の良い事を言って、
経費削減で、明細書や支払い調書や何やをメールで送って来るので、
それをいちいち開いて確認して、プリントしたりしなければならないのが面倒。
結局、面倒をこっちに押し付けてるだけ。

昭和の子供達を賑わせたギャグマンガ「トイレット博士」の作者
とりいかずよし先生が膵臓がんで亡くなられた。享年75歳。

子供の頃は買えるマンガの数も限られていたし、
祖母の躾が厳しかったので、
「トイレット博士」のようなギャグマンガとは距離を置かざるを得ず、読まずじまい。
タイトルだけは耳にしていた。

連載された「週刊少年ジャンプ」の厳しさで、
とりい先生も次作の話題は聞かれなかった。
当時の「ジャンプ」は容赦無い。
「ど根性ガエル」の吉沢やすみ先生も、
「侍ジャイアンツ」の井上コオ先生も、
第2のヒット作誕生を待ってはもらえなかった。
若い豊かな才能が恐ろしい勢いで食い潰された時代。
…一瞬、今のロシアの女子フィギュアスケート選手達の姿が浮かんだ。

北京冬季五輪に一喜一憂する最中、
確定申告の期日の足音がヒタヒタと近づいて来る。
毎年面倒この上無いけど、納税義務の遂行は果たさなければならない。

遺産相続やら土地の売却やらあったので、今年は例年以上に色々難しい。
青色申告会の税理士さんにお任せしよう。
会費納入してるからね。

国際ロマンス詐欺。

一定の収入がある日本人中高年女性がターゲット。
世代的に外国人に劣等感があり、SNSや英語に不慣れ。
男尊女卑の日本社会に苦しんできた為、甘い言葉に弱い。

騙される側にも問題はあったと言われても仕方ないが、
今回の井出先生の告白を見ると、
「詐欺」と言うより、「洗脳」の匂いが強い事に気づかされる。

詐欺犯に対して憤り、
「何としても報いを受けさせる。」と強い決意を口にするが、
足取りを途絶えさせない為にと、騙されたままのフリをして、
いざマーク(なりすまし)から電話がかかってくると、
酷くうろたえて、マークの名前を何度も呼びながら涙をこぼす。
番組を見ていて、ちょっと驚いた。
洗脳はまだ解けてはいないのではなかろうか。
同居しておられる次女の方がしっかり目を光らせるよう願うばかり。
井出先生、あなたは決して孤独ではありませんよ。


メッセージや振り込み証書等々、あらゆる記録を大量に保存されており、
できればそれらを手掛かり、証拠として、詐欺犯逮捕を目指したい。
詐欺犯の1人が実際に井出先生宅に来た事や、
マンガ家としての井出先生の情報をしっかり掴んでいた事を思うと、
詐欺犯グループは日本国内に潜んでいる可能性もある。
しかし、果たして警察がどこまで捜査するつもりがあるか。
個人で探偵等を雇うとなると、また高額な経費がかかる。
4,000万円の借金は今後働いて少しずつ返済して行くのだろうか。
長男が出した800万円は、借金の方の数字に入っているのかどっちなのか。
番組内では原稿を執筆されている様子も映され、
仕事が順調に継続されておられるならば、数年後には完済出来るかもしれない。
それまでは生活費等はどうされるのだろう。
手っ取り早く自己破産という手段もあるけれど。
番組をここで終わりにせず、取材を継続して欲しい。

洗脳が解けた時、きっと何かが見えてくる。


余談だけど、
番組中、井出先生が原稿にペン入れしておられる映像がある。
正直、今のマンガの水準からすると、既に上手いとは言い難い絵で、
デッサンの狂いも見られる。
とは言え、原稿用紙に人物のデッサンも取らず、
水色の色鉛筆でサクサクっと描いた下描きにどんどんペン入れして行くのは
流石ベテランの技。
(水色の色鉛筆を使うのは、普通の白黒印刷の場合、水色が印刷に出ないので、
 下描きを消さずに済み、消しゴムをかける時間と労力が省けるから。)

(このテーマ完了。)