忍者ブログ
マンガ家Mの日常
大ヒット作「孔雀王」の荻野真先生の訃報をネットニュースでみる。

元々、遺伝性の持病を抱えておられたとある。
長期連載をこなすのは体力的にも厳しかっただろう。

ネットニュースでは、
編集部との確執や、作品の売り上げについても言及されていた。
普通は公式発表程度で収められるものだけど、
記者の方が個人的に思い入れがあったのかな。
編集部との方針の違いで、予告無しに作品が打ち切りになったり、
新連載が不評で、「孔雀王」の続編に取り掛かったりと、
読んでいて身につまされる。

「少年ジャンプ」「ヤングジャンプ」は集英社のドル箱で、
編集部のリーディングも強い。
読者アンケートの為に、作品がバトルシーンに偏重する。
マンガ家が、ひたすらそれだけが楽しくて描ければ良いのだろうけど、
疑問を感じて、編集部とのバトルになってしまうケースもしばしば。
貴重な才能が閉じて行く。

「孔雀王」スピンオフの2作品の最終話は病床で描かれ、
雑誌発表の前に息を引き取られた。

言葉が浮かばない。

ご冥福をお祈り申し上げます。
PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック