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マンガ家Mの日常
高橋陽一先生が世界的ヒット作「キャプテン翼」の連載終了を発表。

マンガ連載の終了が新聞記事になるなんて、凄いなぁ。


記事によると、
体力の衰えとデジタル化の波による環境の変化で執筆ペースが落ちてきたこと
などが理由として挙げられているそうです。
今後は、まずはネームで物語を最終回まで仕上げるとか。


進め方としてはわかる気がする。
ネームさえ先に仕上げておけば、
原稿はアシスタントさん達やデジタル処理で完成させる事も可能。
納得いくネームを仕上げるっていうのが難しいけど。
目の前に締め切りが無いと、ネームは延々やり直したくなる。
まぁそこは、高橋先生程のベテランであれば、ちゃんと判断されるんだろう。

週刊連載開始は1981年だそうで、かれこれ40年超。
絶大な人気があったからこそ長期間続いたわけだけど、
少年誌のスポーツマンガは、終わりをつけるのが難しいのもある。
主人公を、読者の年齢に近い小学生からスタートさせて、中学、高校と続ける。
野球なら甲子園優勝、サッカーや他の競技でも、全国大会優勝が目標で、
そこをクリアしたら連載終了にしても良かったんだろうけど、
「ドカベン」もプロまで行っちゃったし、
そうなると、かえって目標が見極められなくなって、終わりが見えない。

梶原一騎先生は、ヒーローはこの世には存在しないというスタンスで、
主人公を殺す形で連載を終了させた。

でも、時代も変わったし、
翼君にはそういう終わり方はふさわしくないよね。

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