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マンガ家Mの日常
ネットニュースから。

「釣りキチ三平」「マタギ」等、雄大な大自然を舞台にした作品で知られる、
矢口高雄先生が、膵臓癌の闘病を経て、お亡くなりになられたそうです。
ご冥福をお祈りします。

デビュー前にアシスタントに行っていたマンガ家さんから、
矢口先生の人となりについて伺った事がある。

東北の裕福な農家の育ちだったけど、父親が火を出したか何かで、村八分に。
農家は村八分になったら生きていけないので、
祖父が私財を投げ打って村の人達に謝罪し、村八分だけは免れた。
でも、苦しい暮らしは続いた。
そうした、貧しく厳しい環境で育った為、
矢口先生はマンガ家として成功した後も、
アシスタントさん達への仕事のレベルの要求が特に高く、
質、量をこなせないアシスタントさんには、残業時間の電気代まで請求する。
安い給料を更に減らされ、生活が成り立たないアシスタントさんが殆どで、
有能なチーフアシスタントさんが必死で仕事場を支えていたとか。

豊かな自然は、天国と地獄の両方の顔を持つ。
魚は急流に抗い、鳥は寒風に身を晒し、
厳しい雪山の下から、美しい植物達が立ち上がる。
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