先に2本原作を読ませてもらって、どちらも少々難しい点があったので
ちょっと置いといて、改めて3本預かりました。
LAに行く前までに読んで、方向を出さなきゃならない。
出来ればネーム用に 資料なんかも集めて持って行きたかったんだけど、
そこまでの時間は厳しいかもだなぁ。
資料の必要な部分は帰国してから補うか。
世界にロマンスの帝国を築いたハーレクインの小説だから、
どの作品にもステキな見所はあるんだけど、
それをマンガで表現した場合を想定しながら読み進むと、
あまり適さないものも、どうしてもあるんです。
ハーレクインの小説とマンガ、両方の読者の方には、
「何であの作品がマンガ化されないの?」と、
疑問に思われている旨があるかもしれませんが、
文章で読ませるものと、絵で見せるものとの違いなのです。
例えば、なんだけど、以前描かせていただいた作品で一部説明すると、
「ウエディング・ナイト」の原作で、登場人物同士が電話で話してるシーン、
小説で読む上では何の問題もないんだけど、これをそのままマンガにすると、
ヒロインがケータイ持って、ひとりでひたすらしゃべってる図になっちゃう。
表情を色々動かしたり、構図を工夫したり、
時には相手の姿を描き入れたり、とか、やれる事はあるんだけど、
それでも絵としては、動きが乏しくなりがち。
だから、会話のある部分で動かせる所は、当人同士が会った時に話すように
なんとか調整するのです。
対面でしゃべってる図の方が、よりドラマチックでしょ。
勿論、原作の設定や流れは崩さない。
...だからねぇ、原作物のネームって、思ったより手が掛かるんだ。
さて、それでは、次回作候補をこれから頑張って読みます!
ちょっと置いといて、改めて3本預かりました。
LAに行く前までに読んで、方向を出さなきゃならない。
出来ればネーム用に 資料なんかも集めて持って行きたかったんだけど、
そこまでの時間は厳しいかもだなぁ。
資料の必要な部分は帰国してから補うか。
世界にロマンスの帝国を築いたハーレクインの小説だから、
どの作品にもステキな見所はあるんだけど、
それをマンガで表現した場合を想定しながら読み進むと、
あまり適さないものも、どうしてもあるんです。
ハーレクインの小説とマンガ、両方の読者の方には、
「何であの作品がマンガ化されないの?」と、
疑問に思われている旨があるかもしれませんが、
文章で読ませるものと、絵で見せるものとの違いなのです。
例えば、なんだけど、以前描かせていただいた作品で一部説明すると、
「ウエディング・ナイト」の原作で、登場人物同士が電話で話してるシーン、
小説で読む上では何の問題もないんだけど、これをそのままマンガにすると、
ヒロインがケータイ持って、ひとりでひたすらしゃべってる図になっちゃう。
表情を色々動かしたり、構図を工夫したり、
時には相手の姿を描き入れたり、とか、やれる事はあるんだけど、
それでも絵としては、動きが乏しくなりがち。
だから、会話のある部分で動かせる所は、当人同士が会った時に話すように
なんとか調整するのです。
対面でしゃべってる図の方が、よりドラマチックでしょ。
勿論、原作の設定や流れは崩さない。
...だからねぇ、原作物のネームって、思ったより手が掛かるんだ。
さて、それでは、次回作候補をこれから頑張って読みます!
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この記事へのコメント
ハーレクイーンって全然範疇ではないのですが、何故かリンダ・ハワードの作品だけ少し読んだことがあります。
ハーレクイーンではないけど、リンダ・ハワードの二見文庫の「夢のなかの騎士」は私の好きな「タイム・トラベル」ものなので、印象に残っています。(面白かったか?と言われると、結構エッチだったなあ、という印象しか)
マンガ化原作は出版社から候補が渡されると思いますが、そもそもご自分で決められるものなんですか?
ハーレクイーンではないけど、リンダ・ハワードの二見文庫の「夢のなかの騎士」は私の好きな「タイム・トラベル」ものなので、印象に残っています。(面白かったか?と言われると、結構エッチだったなあ、という印象しか)
マンガ化原作は出版社から候補が渡されると思いますが、そもそもご自分で決められるものなんですか?
Re:祝日ですね
実は、私もハーレクインは全然範疇ではなく、仕事としてのみです。(うわぁ〜、これはブログには書けないなぁ...。)大富豪とのいきなりな恋愛って、遠い世界過ぎて。
原作の選定は、ありがたいことに、ある程度こちらに裁量をまかされています。でも、ハーレクインは作品数が多過ぎて、自分で良い作品を見つけ出すのは至難の業ですし、みつけたと思っても、既にマンガ化されていたり、他の方がキープしていたりとか、色々なので、候補をあげるのは担当さん任せです。これは、というのを自分からプッシュすれば、それはOKみたい。
秋田書店の時は、編集者がマンガ家を押さえつけたがっていて、イヤな原作で断っても、受け入れてもらえずに描かされた事もありました。そんなのは大体上手く行く筈ないです。でも、編集者は自分のセンスが最悪だとは考えない...。
原作の選定は、ありがたいことに、ある程度こちらに裁量をまかされています。でも、ハーレクインは作品数が多過ぎて、自分で良い作品を見つけ出すのは至難の業ですし、みつけたと思っても、既にマンガ化されていたり、他の方がキープしていたりとか、色々なので、候補をあげるのは担当さん任せです。これは、というのを自分からプッシュすれば、それはOKみたい。
秋田書店の時は、編集者がマンガ家を押さえつけたがっていて、イヤな原作で断っても、受け入れてもらえずに描かされた事もありました。そんなのは大体上手く行く筈ないです。でも、編集者は自分のセンスが最悪だとは考えない...。
2011/11/03(木) 15:05 | たまいまきこ
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