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マンガ家Mの日常
昨日の朝のワイドショーでだったか、同じ内容を伝えていた。
前夜のニュース以上の話は何も無かったが、ワイドショーらしく、
リポーターが社屋前で社員にインタヴューをしようとする映像が出ていた。
皆無言で足早に去る、まぁ、そうなんだろう、箝口令も敷かれているだろうし。
でも、ああいう姿って、視聴者からすると、
ああ、コイツらやっぱり不正をやってやがったな、として見える。
もうちょっとましな対応をすれば良いのに。

そして、今朝の朝日新聞朝刊の記事から。

読者プレゼントの数のゴマカシについて、
発覚したのは内部告発によると推測されていたが、その通りだった。
コーナーを担当させられていた若い女性社員が、
これは良く無いんじゃないか、と上司に申し立てていたところ、
懲戒解雇されちゃったんだって。
会社側は、この元社員が不正の改善を求めた事は無く、
懲戒解雇は景品を盗ったからだって言ってるそうな。
元社員は解雇撤回の訴えを起こす予定

自分の経験を踏まえて、断言する。

会社はウソをついている。

法廷で正当性を証明する、なんて言ってるそうだけど、
嘘はそのうち辻褄が合わなくなって、バレるだけだからね。
法廷で争うなんてのは、
告発した元社員を会社総出で袋だたきにしたい、ただそれだけ。
ホントだよ。

元社員の側からすれば、裁判で多額の弁護士費用が負担になってのしかかる。
会社側は大勢で嘘つきまくって、ありもしない誹謗中傷を並べて来る。
そうするのは、この元社員の信頼性を失わせる法廷戦術なんだそうだけど、
卑怯極まり無い。
また、会社側は元社員が手を出せないデータなんかも持ってる訳で、
それはおそらくたいした効力は無いと思えるけど、
そういうのに対処させられるだけでも、元社員の負担は増大する。
そうやって疲れさせて、手を引かせて泣き寝入りに追い込む、
それが狙いなんだ。

この元社員は今後暫く散々ツライ思いをするだろうけど、
信念があって始めた事なら、最後まで頑張って闘って欲しい。

ただ、解雇が撤回されたとしても、元の職場に戻るなんて事は考え難い。
秋田書店は同族会社なんで、身内でやってるわけだから
何でもお手盛りで出来ちゃう。
不正を放置していた、或いは積極的に勧めていたであろう上層部の人達だって
全員が解雇されるなんて事は考えられない、
せいぜい、数ヶ月間の給料減額。
結局、大勢に変化は無い。
そんなところに戻ったって、閑職に回されて居辛いだけで、仕事にならない。

懲戒解雇が撤回されれば、会社に対して何らかの補償金を請求出来るだろう。
それはそう大きな金額ではなくて、弁護士費用なんかを引いちゃうと
いくらも残りはしない。下手すりゃ赤字。
職場にも戻れない。

でも、再度言う、信念を貫いて欲しい。

それは、社会改革の一歩の為にひとり犠牲になるようなもので、
何で自分だけが、と、悲しくなる瞬間もあるけど、
闘って、勝つ事で、自分自身の尊厳が守られる。
この事が後々の人生を誇らしく、実りあるものにしてくれる。

しかし、本来であれば、必要無かった犠牲なのだ。
自社の社員を血祭りに挙げて嬉々としてのさばっている、
秋田書店は恥を知るべきであろう。

ついでにちょっと書いとくけど、報道している朝日系列にしても、
別に、改革に熱意があって報道してる訳じゃない。
正義を果たすとかはどうでも良くて、ネタとして面白みがあるからってだけ。
でも、ネタとして使わせてもらったんだったら、
少しは元社員をバックアップしてあげてね。

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