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マンガ家Mの日常
昭和の子供達を賑わせたギャグマンガ「トイレット博士」の作者
とりいかずよし先生が膵臓がんで亡くなられた。享年75歳。

子供の頃は買えるマンガの数も限られていたし、
祖母の躾が厳しかったので、
「トイレット博士」のようなギャグマンガとは距離を置かざるを得ず、読まずじまい。
タイトルだけは耳にしていた。

連載された「週刊少年ジャンプ」の厳しさで、
とりい先生も次作の話題は聞かれなかった。
当時の「ジャンプ」は容赦無い。
「ど根性ガエル」の吉沢やすみ先生も、
「侍ジャイアンツ」の井上コオ先生も、
第2のヒット作誕生を待ってはもらえなかった。
若い豊かな才能が恐ろしい勢いで食い潰された時代。
…一瞬、今のロシアの女子フィギュアスケート選手達の姿が浮かんだ。
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