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マンガ家Mの日常
昨日、出版社へ企画の持ち込みに行って参りました。
初めての編集部。
1時間程の面談。

結果から言うと、今のネームの状態では受けられない、という回答。
残念。

頑張ったのに、と思うと悔しい気持ちは当然ありますが、
仕事をする上で、避けては通れない関門。

編集さんはネームについて丁寧に意見を話してくれました。
あ、そこはそうじゃなくて、と一瞬言いそうになる場面はありましたが、
ほぼ全般、成る程と納得出来る話でした。


作家と編集さんの関係性って、
作品について作家は一方的に意見される立場なので、
それが仕事だと思ってはいても、やっぱり辛いです。
特に新人の間、挫折しちゃう人って、それが辛くて辞めちゃう。

でも、こうして対面できちんと話を伺えるのは大事な事。
対話は仕事の大事な要素の一つ。健全な仕事のあり方だと思う。

ハーレクインの仕事では、対面での打ち合わせが全く無かったので、
編集さんが何を考えているかも分からず、変なやり辛さが付きまとった。
仕事として、不自然だと思う。

ハーレクインに限った事では無いのだけど、
原作ものでマンガを描かせる場合、
編集部に余裕が無くて、打ち合わせの手間を省きたがってる。
マンガ家に丸投げされて、編集さんから何も注文が無いのであれば、
それはそれで良いと言えなくも無いんだけど、
原作に不備が多くある場合にはとても困る。

マンガ家はネームについて否定的な意見を貰えば、やはりヘコむ。
編集さんはいつも意見を言う側の立場なので、
出された原作についてこちらが否定的な意見を言うと、
意見が正当なものであればある程、酷く面目を潰された気分になってしまう。
そうしたやり取りは作品作りの過程で避けては通れないものなのだけど、
まず、上手くいかない。
原作ものって、意外にトラブルを多く孕んでいる。


作家としての原点にきちんと足を着けて、創作に邁進しよう。
先の見通しが何も無くて、シンドイ道のりではあるけど。
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