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マンガ家Mの日常
五輪4連覇の偉業を成し遂げた伊調馨選手に対する、栄コーチのパワハラ疑惑。

伊調選手の練習環境が制限されてしまったり、
他のコーチに対しても酷い言われようがなされているとか。

そういう事はあってはならないんだけど、
昨日放送された栄コーチの講演での話を聞くと、
栄コーチの気持ちが分からんでも無かった。

同じ金メダリストでも、吉田沙保里選手は積極的にメディア対応をしたり、
練習中には声を出して下の選手を活気付けたりしてまとめ役をこなしているが、
伊調選手は自分の事しか構っていない、との事。

こういうのは各自の性格もあるんだけど、
やはり、どういうジャンルであっても、
上に立つ人が、部署やチームのまとめ役をやらねばならない。
それを怠っているとなると、何らかの減点対象とされても致し方無いように思える。

実力があっても、下の人達に対する気遣いが出来ない人って、結構いるんだよね。
マンガ家なんかも最たるもので、
上の人達は自分の地位が守れればそれで良いから、
編集者からマンガ家に対するセクハラ、パワハラ、原稿料等仕事環境の問題が、
全く解決されないまま放置されている。
マンガ家は個人事業種だから、という言い訳もあるんだけど、
それは、昨今のハリウッドのセクハラ撲滅活動でも同様で、
業界全体で取り組む意思が無くては、改善の道にさえ辿り着けない。

レスリングは野球やサッカーのようなチームスポーツでは無いので、
個人主義がまかり通る面も無くは無いのだろう。
とは言え、今回問題とされているのは練習環境で、
その練習環境は他の大勢の練習生がいてこそ成り立つ場でもある。
チームとして成り立っている。
となれば、何らかの貢献はすべきである。
それが嫌なら、例えばゴルフやテニスのプロの選手のように、
自分でコーチや練習相手を雇って練習する。
ただ、レスリングではそこまでの資金調達は個人では無理があるだろう。

先にも書いたように、メディア対応やまとめ役が出来るかどうかは、
個人の性格、資質の違いでもある。
でも、それは言い訳にしかならない。
出来るか出来ないか、それはその人の能力であるとも言える。
何らかの能力が欠如して入れば、相応の対応がなされるのは仕方無い事でもある。

ただ、やはり、練習環境が奪われるのは残念なやり方だとも思える。
メデイア対応やまとめ役が出来ない性格なんだとしたら、
他の面でチームに貢献する方法は考えられなかっただろうか。

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